「雑種号」への第二報告
完成まで長い道程です。
というのはパーツが中々見つかりません。
まあ、遊び半分だから、あれこれやってみて、失敗したらそれも一つの勉強です。
先月、年に2回ほど行われる多摩川自転車フリーマーケットに行ってきました。
いろいろな方に出会い、情報交換が出来て、行って良かったです。
特によかったのは、愛車に乗って来た方が多くて最新技術の自転車やレストアされた古い自転車をいろいろ拝見出来て勉強になりました。
その中に、3段内装変速機付きでとても古いラレーロードスターがありました。
変速機が付いている日本製の古い実用車はあまり見かけません。
そこで、せっかく遊び半分で「雑種号」を作ろうとしているなら、変速機も付けてみることにしました。
オークションで1949年製造されたSturmey Archerハブを落札しました。
まず、車輪を組み立てました。
リムは100年以上前からリム製造「新家工業株式会社(ARAYA)」の古くてライン入りBE(Beaded End)26吋、40穴のもの。「IZK」→ 石塚自転車製作所(台東区)の刻印付き)
このような古いライン入りでメーカー刻印リム鉄製のBEリムが実に綺麗です。
下記も写真の「新家工業株式会社」の「会」に注目。
タイヤは「三ツ星ベルト株式会社製」(会社の「会」に注目)
26x1 3/8 BEタイヤ
スポーク長さの計算はオンラインで計算したら、268mm。
スポークネジとリム穴に少しオイルを塗り、準備OK。
スポークを組んで(省略)
振れ取り機もいいアジ(笑)
« 「雑種号」への第1報告 | トップページ | OH MY GOD! »
「昭和レトロ自転車 (Vintage Bicycles)」カテゴリの記事
- 長寿自転車商会(取材準備中)(2024.08.11)
- Long Life Bicycle Shop (Pre-interview)(2024.07.28)
- 長寿自転車商会とサイゴンのカレー(2024.07.14)
- Bicycle Sidecar (Ambulance)(2024.02.10)
- 丸金(マルキン)自転車 (前半)(2023.07.23)
「レストア関係 (Restoration Related)」カテゴリの記事
- 金線の引き直し方(2024.01.01)
- Pinstripe Restoration Tips(2023.12.17)
- 丸金(マルキン)自転車 (後半)(2023.08.19)
- Marukin Bicycle (Second Half)(2023.08.06)
- 丸金(マルキン)自転車 (前半)(2023.07.23)
「日本語の記事 (Postings in Japanese)」カテゴリの記事
- 長寿自転車商会(第一)(2024.09.09)
- 長寿自転車商会(取材準備中)(2024.08.11)
- 長寿自転車商会とサイゴンのカレー(2024.07.14)
- 工具参照資料 (畑屋)(2024.06.16)
- 工具参照資料 (宝山)(2024.05.19)
1949年式のスターメーアーチャーですか~
こりゃまた凄いモンが出てきましたね。
内装変速機付きハブに組み替える・・・
これは実用車ファンなら、考えた事がある人は多いと思います、成功をお祈り申し上げます。
ところで、シフトレバーが付くのは
ハンドルですか? それともフレーム?
投稿: ネ・リーマ | 2008年5月12日 (月) 00時07分
寸法の違いなどいろいろあるが、やってみます。
祈ってくださってありがとうございました。
Sturmey Archerは主にシフトレバー2種類をつくっていたようです。
①「Quadrant」
トップチューブに付けるタイプ
(今回これを雑種号につけます)
②「トリッガー」
ハンドルに付けるタイプ
写真は下記のリンクをクリックしてください。
http://genetics.mgh.harvard.edu/hanczyc/pdfs/satriggers.pdf
投稿: ネ・リーマ さんへ | 2008年5月12日 (月) 06時57分
資料をありがとうございます、興味を持って拝見いたしました。
トップチューブに付くシフトレバーはシンプルでいいですね、すっきりとしたロッド・ブレーカーにぴったり。
トリガータイプも年式が古い物は美しく、新しくなるにつれてダサク見えてしまうのは私だけでしょうか。
私のは72年式・・・結構ダサイんです・・・。
投稿: ネ・リーマ | 2008年5月20日 (火) 22時25分
いいえ、ネ・リーマさんだけではありません。
古いものが頑丈で一目で分かるものもあります。
品質がいいものを長年使用すると味が出てくるのが素晴らしいこと。
英語でぴったりの言葉がないので、以前呼んだ作り言葉があります。
それは「Beausage」。「Beautiful + Usage」(美しい+使用し続ける)。
つまり、使えば使うほどそのものの美しいさ(味)が出てくること。中々気に入った表現です。
であれば、使わなくても古くて美しいものは「Furuifuru」(古い+Beautiful)???
投稿: ネ・リーマさんへ | 2008年5月21日 (水) 06時52分