「雑種号」への第三報告
「雑種号」への第二報告では、
1949年製造されたSturmey Archerハブとライン入り「IZK」→ 石塚自転車製作所(台東区)リムで車輪を組んだあとに「三ツ星ベルト株式会社製26x1 3/8 BEタイヤを付けて完成のところでした。
あれから一生懸命当時の(昭和30年代)パーツを探しに探し、いくつか手に入れました。
1.セキネ(CS)風切り
2.セキネ(CS)泥除けバッジ(エンベレム)
3.セキネ(CS)リア反射板
4.泥除けステーロゴ入りネジ(シルク)
5.泥除けステー(サンスター)
6.リア泥除け(ゴールドライン入り) 2個
7.リアスタンド(無名)
1.セキネ(CS)風切り
メッキが完全に取られていました。
おまけにちょっと凹みもあり、どうも曲がっているようです。
50年前のものだからわがままを言ってはいけませんね。
外国人の立場から考えると、どうして片方は「セキネ」で、もう片方は「ネキセ」(セキネの逆)
なのかが不思議。
このセキネだけではなく、よくトラックにも同じ現象を見かけます。
確か、昔の読み方は右から左へだが・・・
2.セキネ(CS)泥除けバッジ(エンベレム)
これはラッキーだ。
七宝焼き入りリアバッジをゲットしました。
3.セキネ(CS)リア反射板
これは年代がはっきり分かりません。
おそらく昭和40年か50年代のもの。
6.(ゴールドライン入り) 2個
いい状態のペア(前と後ろ泥除)は中々いい状態のものはありませんでした。
フレームのゴールドラインにぴったり合うリア泥除け2個を見つけたので、一つを改造して前の泥除けにしました。
クラウンと泥除けに取り付けるのに「L」ブラケットも手作り。
とりあえず、フレームに取り付けたが、角度調整要。
7.リアスタンド(無名)
けっこうひどい状態。
このような古くてボロボロのものにお金を出す人がいるからこそ経済が回る(笑)。
ペンキを剥がして塗りなおしたら新品に近い!
ということです。
現状の写真下記の通り(小さいの写真を上にクリックすれば拡大)
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はじめまして!いつも素晴らしい自転車に感心させられます。素晴らしいコレクションですね。
こちら九州では未だに現役の実用車をよく見かけますが、管理人さんのコレクションのような綺麗な車両は中々お目にかかれません。
私もいつかは所有したいものです。
さて、セキネの逆スペルですが、トラックも同じで車両右側面を逆に記入する場合が多々あります。
これは、走行中の通り過ぎる車両看板等を読む場合、最初の文字から最後の文字までを読みやすくする配慮だと以前に本で読みました。つまり、車の進行方向から書き始めると、右側面は逆になるのです。(駅などの流れる電光掲示板の原理ですね。)
文法的には変な感じですが。。。
今後も楽しみにここのコレクションを拝見させていただきます!!!
投稿: こたろー | 2008年5月25日 (日) 14時00分
コメントをありがとうございました。
未だに現役の実用車をよく見かけられるとはうらやましい!!
逆スペルをご丁寧に説明して下さってありがとうございました。
なるほど。
さすが日本人。
いつも後工程(この場合は読み手)の立場に立ってモノを作りますね。
投稿: こたろーさんへ | 2008年5月25日 (日) 19時29分
セキネの文字の書き方で右からネキセと書くのが不思議と言うので自分の憶測で言いますと恐らくそれは文字の読みの始まりを進行方向、つまり自転車の前向きに合わせている(トラックだとデコトラの文句や屋号などがそうです)のだと思いますよ!
なので、昔の右から、と言うのはあまり関係ないと思いますよ!!
投稿: やもめのジョナサン | 2008年5月29日 (木) 19時02分
コメントをありがとうございました。
文字の書き方で右からネキセと書くのが自転車の進行方向から書き始めるということですね。
すると右側面は逆になるのです。
こたろ~さんもやもめのジョナサン さんものお陰ででやっと長年「不思議だな」と思ったことが解決できました。
投稿: やもめのジョナサン さんへ | 2008年5月31日 (土) 06時45分
こんにちは
雑種号がこんなに早く進んでいるとは!
驚きました。できあがったら見せてください。
S-Aハブはワイアーの調整をしないとうまく動作しないのですが、やり方を知っていますか?
それと、プーリーは後ろ側を少し外に向けるのがコツです。そうでないとワイアーがプーリーのふちと擦れて、使っているうちに少しづつ切れてきてしまいます。
投稿: jun | 2008年6月 7日 (土) 21時25分
コメントをありがとうございました。
雑種号にSAの3段変速機を付けるきっかかけはJunさんがラレーに試運転させてくれました。
とにかく、あれだけスピードが出るのが驚き!
お陰でSturmey Archerについて歴史や技術など読んでますます英国製の古い自転車に興味が沸いてきました。
雑種号はパーツ探し中ですが、うまく行けば今月中に完成。
SAの調整などインターネットでいろいろ調べています。
恐らく完成して見せるより、完成前にJunさんに見てもらうことになってしましますが、よろしくお願いします。
http://www.sheldonbrown.com/english-3.htmlかなり参考になっています。
このサイトはおそらくJunさんも知っていますよね。
【ちなみに作成者のSheldon Brownが、気の毒のことに、今年の2月ごろなくなってしまったそうです。】
投稿: Junさん | 2008年6月 7日 (土) 23時10分
こんにちは。
S-Aハブの調整はとても簡単なので大丈夫でしょう。でも、いつでも見に行きますよ!
内装ギアはクロックワークにも似て、僕は外装変速機よりも知性と優雅さ、マシンエイジの名残りを感じて好きなんです。
Sheldonさんが亡くなったこと、僕は知りませんでした。ご冥福をお祈りします。
投稿: jun | 2008年6月 9日 (月) 23時54分
内装ギアはやっぱりいいですね。
100年前からあったことを考えるとエンジニアリングの面で昔の人が実にすごい。
確かに機能的にも見た目にも優雅さがあります。
完成が近づいて来ているので、試運転でSAにトラブったらいろいろなご指導をよろしくお願いします。
投稿: Junさんへ | 2008年6月10日 (火) 06時36分