« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »
昭和30年代ごろまでは日本の自転車の機能は人が乗るばかりでなく、かなりの重量の荷物も運搬する役割を負っていました。
しかし、40年代に入ると、自転車製造業界はより軽い車体や軽快的な方向へ。
つまり、サイクリング時代の開幕。
当時のカタログを見ると、「黒一色」より「カラフル色」の自転車の方が多く登場します。
タイヤのトレンドもこの事実を物語ります。
昭和41年(1966年)にWOタイヤ生産比率が初めてBEタイヤを上回りました。
※BEタイヤ→Beaded Edge(引き掛け式)
タイヤをリムに固定させるために、タイヤのビード(縁部)に鍔がつけてあり、リムの内側の溝にタイヤの空気圧によって引っ掛けます。
商店・農家・荷物運搬用として適してます。
今でも発展途上国で多く使用されています。
※WOタイヤ→Wired On(針金式)
タイヤには鍔がなく、タイヤの縁の針金をリム内側に収めます。
(BEより軽くて、取り付け、取り外しがBEより楽の特徴)
昔のBEタイヤのトレッド部分にメーカーの名前がトレッドの一部になっていました。
例えば、5号車のマルかのタイヤは「THE MARUKA TYRE」形成されています。
もっと面白いのがあります。
それが有名なタイヤ製造会社のダンロップ社のタイヤ。
勿論トレッド部分に「THE DUNLOP TYRE」が形成されていますが、
よく見るとあの有名な空気入りタイヤの発明者の一人の像があります。
下の写真を拡大して下さい。
Dunlop氏の写真
(面影がありますよね!)
Tさんが送って下さった、オークションで落札された珍しいタイヤを紹介します。
Dunlop氏の像がトレッドの一部に形成されています。
トラクションは抜群?
ロードレーサーとマウンテンバイクが普及すればするほど、ちゃんとした泥除けが付いている自転車が少なくなってきたような気がします。
ママチャリや学校通勤用の自転車にはちゃんと付いていますが、昔のものと違います。
先日オークションで激安で手に入れた泥除け一台分(前と後ろ)。
前にも記事に書きましたが、古い自転車の各パーツには社名・ロゴが付いています。
製品に誇りを打ち込んでいたからでしょうか。
1台だけで50箇所前後に社名・社ロゴが付いています。
前泥除けだけで6箇所ほど社名が書かれています。
これは旭風自転車の泥除け、昭和31年ごろ。
3層塗装が綺麗!
この黒い塗装とゴールドアクセントが最高!
プレス加工で会社名の字が浮き上がっています。
とても頑丈な造り!
泥除けの端がちゃんと丸められています。
いい仕事してますね~。
(写真の上をクリック→拡大)
2個の穴は風切り取り付け用の穴です。
後ろの泥除けはけっこう幅が広くて恐らく運搬車用。
(尖っている形が時代を物語っています!)
これを付けられる運搬車が欲しいな~~~!
先日古い日本製ハブのペア(フロントとリア)をゲットしました。
英国式と同じ仕様でフロント32穴、リア40穴
刻印に、
「5Patented ブハ式本日」
?????
・・・あんまり古くて右読みだ!!!
(ブハ式本日 → 日本式ハブ)
*5Patented=5つの特許
まだまだ日本語の修業が足りません!
日本語って面白い。
ローマ字、カタカナ、漢字、平仮名が同じ文書に出てきます。
例→「Yシャツ値下げ」
(写真の上をクリック拡大→刻印を読んでください)
この日本式ハブには古い英国製自転車によく見かけるオイルキャップがあり、それを開けると注入口があります。
日本製オイル注入口つきハブは初めてです。
よくあるのはグリースニップル付きハブ。
でも、オイル式の方が古い。
(写品:前の方はグリースニップル付き山口製リアハブ
後ろはオイル注入口付き日本式リアハブ)
あの「だるまスポーク穴」は日本製ハブの特徴でしょうか。
英国製品品にないようです。
最近のコメント