マグネット号 サドル編
長年風雨にさらされ、数多く小さなヒビが入っていますが、
「マグネット号」オリジナル刻印が付いているので、やっぱり交換せずに出来る限りレストアすることにしました。
前にもサドルについて書きましたが、
30年前に米軍海兵隊に入隊した際、演習以外は毎日欠かさず軍用革製ブーツを磨き、翌日軍曹にチェックされていました。
ちゃんとした手入れをすれば、革製品が長持ちするとよ~く分かりました。
マグネット号サドルは、何十年も風雨にさらされて大変な状態です。
ちゃんとしたバッジが付いているので、捨てるわけにはいけません。
以前古いサドルのたるみをなくす技を今回も使いました。
靴と同じように麻紐を穴に通して結べば弛みがなくなります。
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はじめまして。
時折、楽しくブログを拝見させて頂いております。古い自転車への愛がひしひしと伝わってきます。
さて、今回コメントを付けさせて頂いたのは、麻ヒモを通すやり方について、少し気になった点があったからです。
私自身は、自転車に関して詳しいわけではないのですが、麻ヒモだと摩擦が強すぎて、革がすり切れてしまうのではないか? と感じました。もしかすると、
一、穴を空ける
二、鳩目を付ける
三、ヒモを通す
という風に、鳩目を付けてみてはどうでしょう? 鳩目=eyeletですね。
厚かましく、大変失礼致しました。
どうぞ、これからも素敵な自転車の記事を書いて下さいませ。
それでは、失礼致します。
投稿: MYK | 2009年2月12日 (木) 18時11分
鳩目の工夫はもちろん可能です。
好みによりますが、見た目もいいかもしれません。
靴みたに何度も結んだり解いたりすれば確かに摩擦で擦り切れるおそれがありますが、ここでは1回結んでおけば、終わりです。
これからもよろしくお願いします。
投稿: MYKさんへ | 2009年2月12日 (木) 21時20分
鍋で煮込む 脱脂後濡れている間に形を整える 鏡面がガサガサ状態の場合は煮る前に サンドペーパーで表面を整える
乾燥後、オイルを入れていく 私は生乾き状態の時に塗りました
オイルの量は少量ずつ 刷り込む
で形状は元にもどるはずです
投稿: tshuichi | 2009年2月22日 (日) 23時36分
貴重な技を教えてくれてありがとうございました。
試し甲斐がありそうですね。
鍋で煮込むですね。
なるほど。
今度、実際にやったら、是非それぞれの工程の写真を送ってください。
投稿: tshichiさんへ | 2009年2月23日 (月) 21時20分
教えてください。
古い革サドルで紫外線などでひびが入って色褪せているものが見事に復活していますがどのように革の処理をすればそのように復活するのでしょうか?
ただ油をぬっただけではこのような艶はでないように思います。
よろしくお願いします。
投稿: regular | 2009年3月10日 (火) 12時47分
私は通常KIWIの靴磨きクレームと馬の毛製のブラッシュで5回くらい磨きをくりかします。
①歯ブラシでクリームをつける
②5分後、小さな水滴(ぽつん、ぽつん)数箇所付けてから力を入れて馬の毛ブラッシュで磨きます。
上記の繰り返す。
最後に柔らかい布で磨きます。(これは乗る時に、色がジーンズにくっ付かないためです。)
でも、今回ミンクオイルを付けてから上記を行いました。ミンクオイルを付けたら革の色が濃くなりました。反省として、先に靴クリームで5回磨いてからミンクオイルを付ければよかったと思います。理由は先にミンクオイルを付けると革のキメが詰まって靴クリームの塗っても染み込みぐあいがあんまりよくなかったです。
投稿: regularさんへ | 2009年3月10日 (火) 20時25分
昭和自転車、オークションで購入から2カ月、後ろのタイヤ取り換え、各部のさび取り、グリスアップなどやって、ようやくサドルの分解、見習ってミンクオイルを塗りこんで、ようやく組みあげたら、前後の傾きが、走るとすぐ動いてしまいます。現在はダブルレールのやぐらはなかなか見つかりませんね!
いずれにしても、このサイトのおかげで、昭和自転車に巡り合って、やわらかな且つ重厚な乗り心地
を毎日堪能しています。
感謝!
投稿: テニスおやじ | 2011年2月10日 (木) 19時49分
実用をレストアしておめでとうございます。
やぐらのことですが、ハンモックサドルかそのダブルレールのお探しでしょうか。
ヤフーオークションなら出ています。
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b117943446
http://page18.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w59596327
日本語もブログの内容も至らない点が多いが、国内・海外の方々1人でも多く昭和20年代後半~30年代前半の素晴らしさが分かっていただけると嬉しいです。
愛車をお大切に。
投稿: テニスおやじさんへ | 2011年2月10日 (木) 23時50分