BEタイヤ交換 【市原式】
古い自転車のファンからメールをよくいただきます。
愛車の写真を添付する方やレストア最中に困っている方等など。
先日、初めて新品のBEタイヤを交換してみたエンジニアから面白いメールをいただきました。
BEタイヤは、チューブがタイヤに完全に包まれているのが特徴です。
実用車には1 3/8インチのサイズが多い。
軽運搬車ならリアタイヤは1 3/4インチ, 重運搬車は2インチもあります。
こちらは慣れているので、工具(へら)がなくても交換できます。
しかし、新品のBEタイヤ、つまりクセがまだ付いてなくて、初めての場合には一苦労です。
誰でもできる「市原式」をご本人の言葉も写真も借りて説明いたします。
注:本人が名づけた方法→「市原式」(掲載許可をいただいています)
①チューブをちょっと膨らませてタイヤに包み、養成テープで固定。
ご本人の報告
テープとひもの固定は少し時間がかかりますが、それでも15分くらいです。
リムにはめ込むに掛かった時間はたった1分!
« マグネット号のまとめ【下編】 「From Trash to Treasure」 | トップページ | あの時代 あの自転車 今なら手に入る! »
「昭和レトロ自転車 (Vintage Bicycles)」カテゴリの記事
- 丸金(マルキン)自転車 (前半)(2023.07.23)
- Marukin Bicycle (First Half)(2023.07.07)
- Sprung Leather Bicycle Saddles (Part 1)(2020.05.09)
- 出前(2020.04.26)
- Meal Delivery(2020.04.11)
「レストア関係 (Restoration Related)」カテゴリの記事
- 丸金(マルキン)自転車 (後半)(2023.08.19)
- Marukin Bicycle (Second Half)(2023.08.06)
- 丸金(マルキン)自転車 (前半)(2023.07.23)
- Marukin Bicycle (First Half)(2023.07.07)
- ヘッドランプ 第7回(2023.04.02)
コメント
« マグネット号のまとめ【下編】 「From Trash to Treasure」 | トップページ | あの時代 あの自転車 今なら手に入る! »
これはすごい。わたしもBEタイヤの耳の最初の入れ込みで相当苦労しました、今ではようやくコツを覚えましたがそれでも一本あたり20分はかかります。タイヤの内側にパウダーを塗るとか,バルブとタイヤバルブ位置を合わせるためのレバーの使い方とか、コツが色々ありますが、この方法だと初めての人でも問題なくできますね。脱帽。
投稿: kazu | 2009年3月29日 (日) 19時53分
おっしゃる通りです。
「市原式」ならば、初心者の人でも問題なくできるはずですね。
この発想は中々・・・本当によく考えました。
本業はエンジニアだそうです。
文化系の私とは出来が違います。
脱帽!!!!
投稿: kazuさんへ | 2009年3月29日 (日) 21時34分
こんばんわ(^^)。
早速「市原式」を紹介いただきましてありがとうございました。そんなにほめられるとこっぱずかしいですね(^^;)。せっかくですので、少し注意点を追加しますね。
①ビニールヒモで縛るときは、少しタイヤに食い込むぐらいしっかり縛った方が良いです。テープを取ると意外と緩みますので。
②写真だとちょっと誤解すると思いますが、リムをはめる方向は、1.~3.の写真で言うと、下から上の方向です。ちなみにはめるときは、リムとタイヤを6、7割はめたところで、立って両足でタイヤを挟み込むようなカッコで、リムを踏みつけておくと、最後タイヤをリムに入れやすいです。
③最後にビニールヒモを引き抜くときは、ヒモの上のタイヤをつまんで持ち上げておくと、簡単にするっと抜けます。
以上、お粗末ですが、皆さんよろしければお試しください。時間と手間はちょっとかかりますが、楽に交換できると思いますよ(^^)。
投稿: サフブル@愛知 | 2009年3月30日 (月) 23時36分
注意点の追加点をありがとうございました。
BEタイヤを交換したことがある方ならば、
このとてもユニークな発想に、
思わず、「なるほど!」と膝を打つのでは。
投稿: サフブル@愛知さんへ | 2009年3月31日 (火) 06時48分
重運搬用の2インチタイヤを探しています。入手法など良い情報があれば教えてください。
投稿: katsuo | 2009年4月13日 (月) 13時23分
下記に問い合わせればいいかもしれません。
http://www.koueishoukai.com
投稿: katsuoさんへ | 2009年4月13日 (月) 18時27分
もう一つご紹介します。
http://www.urekko-cycle.com/cgi-bin/ucHP/sitemaker.cgi?mode=page&page=page3&category=1
投稿: katsuoさんへ | 2009年4月13日 (月) 19時05分
情報ありがとうございます。早速、問い合わせてみましたが、2インチタイヤは生産されてないようです。古い自転車屋さんのデットストックを探すか、オークションに出品されるのを気長に待ってみます。
投稿: katsuo | 2009年4月16日 (木) 00時10分
それは残念でした。やっぱり、2.0のBEタイヤが中々見つかりません。発展登場国(中国・インドなど)まだまだBEタイヤをよく使われています。但し、2インチはどうでしょう。インターネットで調べてみました。あることはあるようです。http://www.xtire.com/wanda/otherspecs.html
このページの「P135」と「P136」を見てください。
投稿: katsuoさんへ | 2009年4月16日 (木) 06時26分
もう2インチは日本にないでしょうか。あの有名な重運搬車のメーカーのサイトも見てみたら、2インチはありませんでした。
http://www.welby.co.jp/product/take.html
あとはここも
http://www6.ocn.ne.jp/~s141/page014.html
投稿: katsuoさんへ | 2009年4月16日 (木) 06時53分
はじめまして。
ブリジストンのジュピターのタイヤ交換を行いました。BEタイヤの交換は初めてで、交換方法の予習をしていたところ、この情報を知り、試してみました。
本当に簡単に交換することができました。
BEタイヤの構造上、【市原式】だとタイヤをリムにはめる途中にタイヤレバーでチューブを傷つけてしまう心配がほとんどなく、簡単だけでなく、とても安全に交換できる方法だと感じました。
【市原式】を考案された方に、心より敬意を表します。
投稿: Dr. T | 2017年8月 6日 (日) 13時58分
初めまして。
こちらこそよろしくお願いします。
至らないところが多いブログなのに観てくれてありがとうございました。
この「市原方式」は名前通り市原様が考案し、写真も送って下さいました。Dr.Tさんに市原方式でBEタイヤを交換して「タイヤをリムにはめる途中にタイヤレバーでチューブを傷つけてしまう心配がほとんどなく、簡単だけでなく、とても安全に交換できる方法」という報告を頂き、なにより。
わざわざ報告してくれて感謝しております。
市原方式に脱帽!!!
愛車のブリジストンのジュピターをいつまでも大切にしてください。
投稿: Dr. Tさんへ | 2017年8月 6日 (日) 21時26分