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2009年7月12日 (日)

残りものには福がある 【花菱自轉車】①

約3ヶ月前に「市原式」という革命的なBEタイヤ交換方法をご紹介したことを覚えていらっしゃる方もいると思います。
市原さんは、40年代ブリジストン軽運搬車をレストアしている間に、どうしても「昭和20年後半~30年代前半」、つまり実用車黄金時代で製造された自転車が欲しくなったそうです。
当時の自転車を見分けられる「見る目」ができたに違いありません。
その証拠は、市原さんが手に入れた「花菱自轉車」です。

ぱっと見てガラクタのように見えるかもしれませんが、見る目があれば、これは実に宝物です。
Pic_1660

写真は自転車に手を付けていないそのまま。
つまり、レストア前状態。

宝物の理由は3つ。
①殆ど乗られていないこと
②オール・オリジナル
③欠品は殆どない。(見た限り、欠品はクランク・コッターピンカバーのみ)

今回は、殆ど乗られていない証拠を見てみましょう。
乗られていないヒントはいくつかあります。

①ペダル
ペダルのゴム・ブロックの窪みは当時の物を表します。
花菱の社ロゴ付きでオリジナル。
浮き上り花菱社ロゴは磨り減っていなく、まだまだくっきり。
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通常は靴底の摩擦で磨り減ります。(下記参照)
Img_7631_2

②タイヤもオリジナル
「花菱自轉車」もちゃんと書いてあります。
トレッドは磨り減っていません。
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③チェーンケース
自転車を漕ぐとどうしてもかかとがチェーンケースに当たって傷が付きます。
しかし、花菱のチェーンケースには傷が殆どありません。
ゴールドライン入り、「Hanabishi」の筆記体で社ロゴ

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④前車輪
通常はブレーキパッドの摩擦による、メッキが貼られ溝跡が残ります。
確かに表面が錆っているが、それでも溝跡がないようです。
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ブレーキパッドの摩擦による溝跡の例。
メッキが剥がれて、生鉄なのですぐ錆が付きます。(リムの左側)
分かりやすくするようにリムの右側の錆を取り除きました。
P1040511 

次回、この花菱自轉車が実用車の黄金時代(昭和20年代後半~30年代前半)オール・オリジナルを見てみましょう。

お楽しみに!! 



 

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コメント

早速私の花菱自転車を紹介いただきまして、
ありがとうございます。
このように説明が入ると、改めて「なるほど、実に宝物だな」と思いました(^^)。
まだどのようなレストアをするか迷っていますが、
そろそろ少しずつ分解作業を始めようかと
思っていますので、またアドバイスなど
よろしくお願いします(^^)。

典型的な30年代前後の実用車ですね。レストアにいいプロジェクットです。
沢山写真を送って下さり、こちらも大変いいべんきょうになっております。
貴重な材料になりますので、分解の時も差し支えなければ写真を送って下さい。
力になることがあれば、ご遠慮なく聞いて下さい。

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