現代の自転車に見かけない言葉
先週まで4回連続でバッジを取り上げました。
昭和自転車ファンの方からメールを頂きました。ありがとうございます!
写真を見て、現代の自転車に見かけない、「謹製」という言葉に気付いたそうです。
「謹製」というのは昭和30年代前の自転車に見かける言葉です。
国語辞典で調べると「心を込めて、謹んで作ること」と書いてあります。
まさに昭和30年代以前の職人さんを感じさせます。
丸石のプリミア号のヘッドチューブ。
一番下のバッジに「丸石自転車謹製」と書いてあります。
丸嘉のシートチューブ。
「丸嘉株式会社自轉 車工場謹製」。
水谷輪業のセラフ号のシートチューブ。
「通産省大臣賞受領車 水谷輪業株式会社謹製」
関根自転車のシートチューブ。
「株式会社 関根自転車工場謹製」
マグネト号の革サドルのバッジ。
「マグネット自転車株式会社謹製」
安藤自転車の革サドルのバッジ。
「株式會社 安藤自転車工場謹製」
拙い日本語で至らない点も多いかもしれませんが、
一応、ブログを「謹製」しているつもりのリチャードでした。
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「謹製」ですかぁ、初めて知りました。
今までこちらのブログもいろいろ拝見しましたが、
初めて気付きました。
「謹製」・・・、いい言葉ですね。
私の勤め先も製造業ですが、効率化(VE・VA)が
優先されて、なかなか「謹製」と言うわけには
いきませんねぇ。
ただ、「次工程はお客様」と言う考え方がありまして、次に仕事を渡す人は全てお客様という意識で、責任を持って丁寧な仕事をしよう、ということを啓蒙しております。考え方は「謹製」に近いですよね。
昭和自転車は、まだまだ勉強になることが
たくさんあります。
投稿: サフブル@愛知 | 2009年12月 7日 (月) 22時54分
私も「謹製」という言葉お気に入りました。
「あと工程お客様」の考え方も。
こちらも昭和自転車の勉強はまだまだ・・・
投稿: サフブル@愛知さんへ | 2009年12月 8日 (火) 20時24分