« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »

2011年3月

2011年3月31日 (木)

帝國自転車フレーム(塗装のビフォー・アフター)

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels!

今まで下記の3点を見てきました。

(1)帝國自転車新古品フレームの紹介

(2)帝國自転車フレームレストアにはフォークの取り外しとメッキパーツの錆落とし

(3)コッター式ハンガー(ボトムブラケット)の取り外しを見ました。

今回は、コンパウンドを使って塗装を綺麗にします。

レストアする自転車を探す時、よみがえりそうな塗装が前提条件の一つ。
その理由はオリジナル派で、もうひとつは再塗装出来ない。
いつか、チャレンジしてみたいと思うが、ワークショップがありません。
今までレストアした自転車全ての塗装がオリジナルです。
もちろん、ところどころタッチアップしています。

昭和20年後半~30年代前半の自転車の塗装が実に厚くていい。
必要以上に出来ています。(オーバーエンジニアリング)
コンパウンドでエナメル塗装のツヤが出ます。

心掛け: まず、目立たないところに試しること。

コンパウンドは液体とペーストの2種類があります。
液体の方がお気に入りです。
ホームセンターの自動車洗剤・ワックス売り場に1000円以下で3段キット(細目・極目・超極目)で売っています。
あとはタッチアップペンキも傷などに便利です。
前説明したスチールウールはメッキのため。
Img_7450

心掛け: コンパウンドを使用する時、まず目立たないところで試した方がいいでしょう。
順番に細目→極目→超極目を使用します。
力を入れずに軽く、特に転写や金線引きは、さらに軽くしないと思わず落としてしまう恐れがあります。
Img_8336Img_8334Img_8333Img_8345Img_8327

ビフォー・アフター

ヘッド
Img_2397

Img_9352

ハンガー
Img_2391

Img_9374

フォーク
Img_2396_2Img_9383

シート ラグ
Img_2400_2

Img_9378

ヘッド
Img_2393Img_9356

2011年3月24日 (木)

Teikoku Bicycle Frame (Paint Before & After)

  次回、この記事の日本語版を投稿します。

So far we have seen the Teikoku bicycle frame before disassembly,  how to remove the fork and clean up the chrome partshow to disassemble a cottered bottom bracket, and this week we will look at how to clean up the paint.

One of the prerequisites I have for a project is that I always try to find a bicycle whose original paint is salvageable.  To date, all my restorations have the original paint, with minor touch up of course. 

The paint on old bicycles is quite good and typically three layered.  It is enamel and laid on thick so compound cleans it up fairly well.  As is the case with anything, aways try it in an inconspicuous place and check the results prior to proceeding.

Compound comes in tubes or liquids, I prefer the liquid.  A typical "compound kit" containing three grades can be obtained from a local automotive store for 10 dollars.  These kits are for minor bodywork but are more than enough to do several bicycles.
(The steel wool is primarily for chrome as mentioned in a previous post.)
Img_7450

POINTER: When using compound start with the coarser grade and progressively work to the finest grade.  Apply the compound lightly and be very careful around decals/transfers/pin-striping.  Applying too much pressure or going over the same spot too many times will slowly remove the decals/pin-striping.
Img_8336Img_8334Img_8333Img_8345Img_8327

Let's compare before and after applying compound.

Head
Img_2397

Img_9352

Bottom Bracket
Img_2391

Img_9374

Fork
Img_2396_2Img_9383

Seat Lug
Img_2400_2
Img_9378

Head
Img_2393Img_9356

2011年3月18日 (金)

帝國自転車フレーム レストア (コッター式ハンガー)

I'll be back with another English post soon, until then stay trued and happy wheels!

今まで帝國自転車新古品フレームの紹介と前回の帝國自転車フレームレストアにはフォークの取り外しとメッキパーツの錆落としを見ました。
今回はコッター式ハンガー(ボトムブラケット)の取り外しを見てみたいと思います。 

以前少し触れましたが、このようなコッター式ハンガーは、正式には
「英式割りハンガー及びクロリヤ式」
というようです。
イギリスでは1930年代ごろ消えました。
日本では戦後まだ少し使っていたようです。

私はこのようなコッター式ハンガーを触るのは初めてです。
ぱっと見ると最初にコッターを抜くのではないかと思いがちかもしれませんが、そうではありません。
それをしてしまったら、球椀のネジ山を潰してしまう恐れがあります。
後ほど見ますが、コッターは三日月型をしています。
Img_8273

先ず、C型スパナでロックリングを外します。
Img_8304

コッターのナットを取り外しましたが、抜いていません。
調節球椀を反時計回りに回すと取り外せます。
Img_8308

ハンガー心棒と調節球椀(SLEEVE)を引き出します。
調節球椀を取り外したらコッターピンを抜いても良いですが、必要ではありません。
Img_8310

これはコッターピンの形状です。
三日月型で調節球椀を外さずにコッターピンを抜こうとしたら、抜けないだけではなく、調節球椀のネジ山に大きなダメージを与えてしまいます。Img_8354

もう片側の球椀(固定球椀)をピンスパナで取り外せますが、必要ではありません。
片側(調節球椀)を取り外せば、固定球椀の掃除やグリースアップできます。
調節球椀と固定球椀にそれぞれ1/4インチ(2分球)11個あります。

心掛け: 球(ボールベアリング)交換のルールは全部換えるか換えない。
つまり、球1個だけ換えてはいけません。
球椀にすぐダメージを与えてしまいます。

黄色の筒はシートチューブから落ちて来る異物がグリースに入らないように付いています。
Img_8311

ハンガー心棒には摩耗気配は一切ありません。
フレームは新古品に間違いない。
Img_8355

以前述べたようにチャック付ビニール袋はパーツの整理に欠かせません。
パーツを取りはずしたら、掃除して袋にパーツ名称、取りはずした場所、数量、サイズなどを書いて袋にいれます。
小物は小さい袋へ、ハンガーの部品をまとめて大きいな袋へ。
Img_7378

次回、塗装を綺麗にします。

2011年3月11日 (金)

Teikoku Frame Restoration (Cottered Bottom Bracket Disassembly)

次回、この記事の日本語版を投稿します。

So far we have seen the Teikoku Bicycle before assembly, and, in the last installment we saw how to remove the fork and clean up the chrome parts.  This week we will look at how to disassemble a cottered bottom bracket.

At first glance one may be tempted to start disassembling the bottom bracket by trying to remove the cotter pins; however, as we will see later, the cotter pins are removed last!
Img_8273

Start by removing the locknut using a C-spanner.Img_8304

The adjustable bearing cup is threaded into the bottom bracket and thus can be removed by unscrewing it.  If necessary a C-spanner can be used by leveraging the notches in the adjustable cup, just be careful not to damage the threads. Notice that nuts to the cotter pins have been removed, but the cotter pins themselves remain attached.
Img_8308

Pull out the adjustable bearing cup, protective sleeve (if there is one) and axle.
Img_8310

Once the adjustable bearing cup has been removed it is possible, but not necessary, to removed the cotter pin.  This is referred to as a crescent (half moon) cotter pin.  I have heard horror stories of people who have tried to back out the cotter pins prior to removing the adjustable bearing cup, only to permanently damage the threads on the bearing cup.

Img_8354

Though the cup on the other side can be removed using a pin spanner, it is not necessary as the bearings and cup can be cleaned from one side.  There are eleven 1/4 inch ball bearings for each bearing cup.

POINTER: When it comes to ball bearing replacement the rule is all or nothing. Replace them all, or don't replace any. Never just replace one ball bearing, that is a sure way to destroy the bearing cup or race.  Replace with new ones or don't replace them at all.

The yellow sleeve protects the grease from foreign matter that may fall down from the seat tube.
Img_8311

Notice the races on the axle.  Zero wear.  Proof that this frame had never been used.
Img_8355

As mentioned before, to keep parts organized, after cleaning each part place it in a small bag and label the bag. All the small parts belonging to an assembly, in this case bottom bracket assembly, are then placed in a larger bag.
Img_7378

In the next post we will take a look at how to clean up the paint. 

2011年3月 4日 (金)

帝國自転車 フレーム レストア (フォーク取り外し)

I'll be back with another English post soon, until then stay trued and happy wheels.

前回の投稿で、これからレストアする帝國自転車フレームの現状を紹介しました。
だいぶん前ですが、マグネット号のレストアする時にも似たような内容に触れたので、少しダブるかもしれません。

以前マグネット号レストアにも「心掛け」を書きましたが、今回も少し触れます。

(マグネット号ビフォア・アフター)

心掛け: 「Well begun, half done」
物事すべて始めが肝心で、始めにしっかり土台を作っておくと後はやりやすいので、半分出来上がったと同じこと、というような意味です。
備えあれば憂い無し、という日本語の諺に近い(?)

工具以外に用意するもの:
デジタルカメラ、ポリ袋(S・M・L)、ペン・マーカー 、スチールウールImg_7380

心掛け: 分解する前に必ず写真を撮っておく。
これは2つの目的があります。


(1) 組み立てる時の参照用
何かを分解して、組み立てようとしたら「どうなっていたか?」・・・構造が分からなくなって苦労したことはありませんか。
分解はそれほど構造を考えずに部品一つ々取り外せるが、組み立てはそうはいきません。
古い自転車の取扱説明書はないので、自分で作らないとツケが回って来ます。
分解に入る前に現状が分からなくならないように写真をいっぱい撮っておきます。

(2) レストア前と後の状態の比較用

心掛け: 「物(パーツ)と情報は別れてはいけない」
部品を取り外す前に写真を撮ってからビニール袋に、
「部品名、取り外した位置・向き、数量、サイズなど」を袋に直接に書いておく。

これは整理するためだけではなく、パーツを1つ々取り外して綺麗にして袋にいれると傷防止にもなります。

パーツ袋をまとめて、アッシ(組み立て部品)別大きな袋に入れるとより整理アップ!

先ず、分解図を見て構造を知っておきましょう。
注意: メーカーや年式により少し変わります。
     資料は昭和23年のものフォークはホークなど面白い!
Img_2597

Img_8277

心掛け:ヘッドは 上球受けと下球受けに球が26個あります。
中ナットを緩める時、気を付けないと 下球受けと下球押の間に隙間が生じて球が床に落ちてしまう恐れがあります。

Cスパナーで袋ナットを取り外してからランプブラケット、中ナット、上球受けを外します。
(下記の写真上から下順番)
Img_8279

フォークを抜く前に上球受けの26個の球を取り外します。
(フォークの軸があると球が見えないので、参照のためにフォークを抜いて写真を撮りました。)
Img_8288

メッキの小物パーツはスチールウールで磨くと綺麗になります。.
等級はいろいろあります。
No. 0000 極めて細かい
No.   000  極細かい
No.  00  中細かい
No.    0    小細かい
No.  1  細かい
No.  2, 3, 4, 5 粗い

心掛け:目立たないところで試す
メッキそのものを剥がしてしまう恐れがあるので、まず目立たない部分でより細かい方から試して軽く磨いてみること。

ランプ・ブラケット

Img_8350

Img_8348a_2

次回の投稿はコッター式ハンガー(ボトムブラケット)の分解を見ます。  

« 2011年2月 | トップページ | 2011年4月 »