宣伝自動車
I'll be back with another English post soon, until then stay trued and happy wheels.
昭和20年代後半~30年代前半の日本は、まさに「自転車の国」でした。
「一家・一台・一生」の時代でした。
庶民唯一の交通手段。
子供用の自転車はとても珍しくて、子供が大人用の自転車を「三角乗り」という技で乗っていました。
当時、自転車の地位は現代の自動車と同じようなものでした。
一台は2ヶ月以上の給料。
自転車競争が激しかった。
秘密兵器は「宣伝自動車」でした。
この「宣伝車」というのは移動式ショールーム。
全国を回って、自転車の宣伝及び売り込み。
これはメヤム号(ニッテー)自転車の宣伝車です。
メヤムは名古屋の自転車製造会社で、重運搬車がよく知られています。
中部はまさにショールーム。
車の両側面には完成車及びその構成部品の陣列が出来、商談室も。
「夜間に於いて室内に装備された蛍光灯十本からなる照明装置に依り不夜城の如く輝き道ゆく人を驚嘆させております。」
とまで書いてあります。
ノザワ自転車の宣伝自動車です。
注: 小型宣伝車の風切りはノザワの社ロゴ
グリルにトヨペット(Toyopet)
.注意: 屋根の上のスピーカー
光風自転車の宣伝自動車。
宣伝自動車は昭和20~30年代にありましたが、40年代ごろ消えて行きました。
山口自転車の宣伝中。
家庭に文化を 一家・一台・御愛乗家への大サービス
月産2万達成謝恩懸賞実施中」
この「宣伝自動車」の写真や情報はなかなかないようです。
もし、どなたか情報がございましたら、ご連絡下さい。
showajitensha@hotmail.co.jp
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コメント
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グーテン・ターク!
昔は宣伝自転車なんてあったの知りませんでした。
日本が高度成長時代の貧しくても活気があった時代でしょうか! なんか素敵です。
そう言えば、ドイツの地下鉄や路面電車は自転車が乗せれる(チケットは少し値段があがりますが)のでどこへでも、行けそうですよ。
投稿: Rumi | 2011年11月 2日 (水) 00時39分
テレビが量産化したのは昭和28年。
その後、普及するまで何年もかかりました。
ラジオだけで自転車を宣伝しても、「百聞は一見しかず」なので、宣伝車は説得力があったでしょう。
ヨーロッパは自転車文化も長く、電車・地下鉄に乗せられるのが本当に羨ましい!
これからドイツも寒くなっていくので、ご自愛下さい。
投稿: Rumiさん | 2011年11月 2日 (水) 06時55分