黒い車体に金線引き
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
黒い車体に金線引き.
昭和20年代後半~30年代ごろの自転車の特徴の一部は「現代の作りと違う 前半」と「後半」にまとめてあります。
もう1つの特徴は金線引きです。
下記の写真をクリックして拡大して下さい。
金線引きのアクセントが実に綺麗です。
注: 前泥除け、後ろ泥除け、トップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブ、シートステー、フォークなどすべて金線引き。
昭和20年代後半~30年代前半は実用車・運搬車の黄金時代でした。
当時は庶民の唯一の交通手段。
2~3ヶ月分の給料が掛かり、税金対象でまるで現代の自動車の地位のようなものでした。
驚くことに、よく見てみると金線引きは手書き!
このように心を込めた、凝った物作りに惹かれます。
味があるというか、まるで物作りに注いだ心が映るようです。
二線二色の場合は少なくはありません。
会社によって使う色合いもこだりもあったようです。
太い赤線の周囲に細い金線(下記)
2本平行線で外側は金線、内側は赤線かオレンジ線か白い線など。
2本平行線で2本とも金線もありました。
上写真: 富鹿重運搬車のフォーク
(長寿自転車商会の谷田部氏所有)
金線引きの良さが良く分かるように写真の上をクリックして下さい(拡大)。
注: 金線も中央の赤線も手書き。
金色の転写マーク(デカール)もエレガント。
上記の写真は自転車愛好家、トミーさんのBicycle FanとHPからです。
ご本人の コレクションも素晴らしい。
このブログの目的は、
国内外の方々に、当時(昭和20年代~30年代ごろ)の自転車の素晴らしさを分かっていただくためです。
今回の限られた例で、当時の自転車が工芸品のようなものであったことが、おわかり頂けましたでしょうか。
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この時代は、自転車の黄金期だったのですね。。。
自動車社会になっても自転車の魅力は消えませんが、この時代のものはほんと、工芸品です
先日はお誕生日おめでとうございます。
人生の後半(確か、私と同じ歳?)も充実させてください!
投稿: Rumi | 2011年11月27日 (日) 02時54分
国内外の1人でもより多く方に当時の日本製自転車がまさに工芸品だったことを分かって頂くために頑張っています。
はい、先日誕生日でした。
ありがとうございます。
人生の後半は前半と比較して趣味に費やす時間が増えるはずなのでとても楽しみ!
ドイツはこれからますます寒くなると思いますのでご自愛下さい。
投稿: Rumiさんへ | 2011年11月27日 (日) 10時04分