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2012年3月24日 (土)

なぜ昭和20年代後半~30年代前半の自転車が良いのか第4回

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.

↓↓↓Click on photo to enlarge↓↓↓)Img_0358_2

前回に引き続き、なぜ昭和20年代後半~30年代前半の自転車が良いのかを見てみましょう。
この連載の (第1回)で取り上げたように、軍需工場は戦後、平和産業に転換されました。
従って、この転換工場は精度が高い工作機械がありましたが、(第2回)に取り上げたように、工業仕様標準化は自転車工業を普及するまで約10年(昭和28年~38年)掛かりました。これと自動化の遅れ (第3回)とを合わせ、自転車作りは主に手で行なわれ、それは工芸品と言っても過言ではありません。 

上記の転換工場の中、自転車製造を行なったのは下記の14社です。

三菱重工津機器
萱場産業岐阜工場
日本金属産業
中西金属
半田金属
不二越鋼材
富士産業太田工場
高砂鉄工
天辻工業
片倉工業
西日本工業
中山太陽堂
大同製鋼
大和紡績

ここで重要なのは、自転車工業に沢山の会社が入ったこと。
工場そのものが転換されたのみならず、それまでに軍用生産していたエンジニアも作業者達も自転車生産中心に変わりました。 
これは戦前、戦時中自転車製造会社、宮田製作、 岡本自転車工業などに大きなプレッシャーを掛けたでしょう。
資本主義のいいところは、競争があればあるほど優れた製品が生み出されます。 

軍需工場から自転車工場に転換した製造会社は、その技術者と職人達で、高い需要と競争の中、実用車の黄金時代を築きました。

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コメント

はじめまして tama5と申します。

2年ほど前から、いつも楽しみに拝読させていただいています。自転車に関しての資料は車やバイクに比べると少ないので、こちらのページが大変勉強になっています。

最近、丸紅山口のベニー号を入手しました。あなた様の2号車と同じ年代の物のようです。細かい部分のねじやマークが一致しています。この2号車は昭和何年くらいの製造なのでしょうか。

これから再生を始めます。これからも勉強させていただきます。ありがとうございます。

ご連絡をありがとうございました。
仰る通りバイクや自動車と比べると古い自転車の情報は圧倒的に少ないですよね。

丸紅山口自転車を手に入れましたとのことですね。
丸紅山口の元は有名な「山口自転車」です。
山口自転車は大正3年創業。
オートバイ事業の失敗で昭和38年倒産。
その後丸紅山口株式会社に変わり、昭和57年まで。

従って、年式は間違いなく昭和38年~57年の間ですが、こちらの丸紅山口と同じようなものであれば、
昭和38年~40年前半と推定です。
それはシートチューブにバッヂもあり、風切りはまだ大きい方だし、ハンモクサドルの裏にバもッヂありなど、他の細かい刻印の種類・位置及び数で考えると推定とあまりかけ離れていないかと思います。

レストアは慌てずに、時間を掛けて心を込めて丁寧に仕上げて下さい。
こちらはまだまだ素人ですが、力になることがあれば、ご遠慮なく写真と説明文をメールで送って下されば、拙い日本語になるが、回答いたします。
showajitensha@hotmail.co.jp

なお、参考になるかどうか分かりませんが、レストアの要領として以前「マグネット号」のレストアの連載記事に目を通していただければ、わずかのヒントを得るかもしれません。
http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-ea16.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-561b.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-90cc.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-b416.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-a580.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-916b.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-6245.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-2c2b-1.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-02d4.html

http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/trash-to-treasu.html

頑張って下さい。


早速のていねいなお返事、ありがとうございました。今までガレージにて、分解していました。フレームを包んでいた巻紙の残りがパーツの裏から出てきたり、ボトムブラケットの下側に金文字の手書きサインが見つかったりと楽しい作業になりました。

アドバイスいただいたとおり、時間をかけてていねいに仕上げていこうと思っています。

年式が38年から40年代前半とのこと、感激です。1960年代の車、スクーター、自転車、時計、電話機などを趣味としています。このベニー号も仲間に入りました。

これからも楽しみにしています。いろいろ教えてください。

実に楽しそうです。

こちらも、古いものが大好きです。
オーバーエンジニアリング、つまり、シンプルで頑丈で必要以上で出来ているからこそ長持ちします。
現代の使い捨てもの掛け離れています。

丁寧にレストアしてベニー号も喜んでくれると思います。
ベニー号が良い持ち主に恵まれてよかったです。

では、頑張って下さい。bicycle

初めまして!

僕も古い日本の自転車大好きなんです。
質問ですが
この前ヨコヤマと書かれた実用自転車を入手しました。
ネットで調べたのですが情報がありません!
50年近く前の物だとは思うのですが
なにか知っていることがあったら教えてもらっても良いですか?

ご連絡をありがとうございます。
限られた資料の中に「横山号」という自転車の情報がありました。
神戸市の横山商会に作られたものです。
昭和31年ごろのもの。
ヘッドバッヂの図が載っています。
確認希望でしたらメールを送ってくれればその図の写真を返信します。
showajitensha@hotmail.co.jp

写真をありがとうございました。
こちらの横山号の資料(写真)をメールで発信しました。
ヘッドバッジの確認ができれば、間違いなく昭和31年ごろの「横山号」です。

こちらこそ写真ありがとうございました

残念ながら★のマークはありませんでした

自転車って難しいですね。

でもあのころの自転車はどれも個性的ですばらしいと思います

残念でしたね。
それにしても、古くて良さそうです。
また「ヨコヤマ」自転車の情報を手に入れましたら、メールでご連絡致します。
頑張って下さい。

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