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2012年6月24日 (日)

なぜ 昭和20年代後半~30年代前半が良いのか(第9回)

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.P1120380

 

第6回で述べたように、この「なぜ昭和20年代後半~30年代前半の自転車が良いのか」という連載の後半は、自転車そのものの観点を見てみたいと思います。

 

自転車は現代の自動車の位置づけでした。
登録して自転車税も払わなければなりませんでした。
現代の自転車の位置づけと違うため、「軽量・速さ・格好良さ」ではなく、「丈夫さ実用性ローメンテ、乗り心地」が重視されていました。

今回は「乗り心地」を取り上げます。

 

1. 背を伸ばして椅子に座っているような姿勢
上半身を前に傾ける姿勢と比較したら、この姿勢のお陰で視野がよいし、頭や肩は最大に左右に回るし、手の平、手首、腕に負担が掛っていません。P1120476

 

2. サスペンション付き革製サドル
革サドルが優れている主な理由は3つあります。
1つ目は、高級革製靴か野球グローヴと同じように、使用すればするほど個人にぴったりフィットしてきます。
2つ目は、革がサスペンション付金属フレームに張ってあり、振動の吸収性が良い。
3つ目は、サドルの調整ネジでサドルの張り具合、つまり硬さ調整が可能です。Img_9340

 

Dsc06581

 

3.フレームのパイプ角度
フレームのシートチューブ・ヘッドチューブの角度が浅くて、チェーンステーが長いほうが基本的により乗り心地が良い。
Img_8113

 

Dsc03296

 

4.タイヤ・サイズ
タイヤの幅がより広くて硬くはないとよりスムーズで乗り心地がいい。
26" x 1" 3/8は最も一般的でしたが、軽運搬車は1 3/4" と 重運搬車のリアタイヤは2"もありました。
Img_9497

 

 

 

次回は、「工芸品」を取り上げます。

 

 

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コメント

実用車の乗り心地はいいですよね。

先日、ジュピターで平坦200kmを14時間ほどかけて走りましたが、ほとんどと言っていいくらい疲れませんでした。
長距離は、よく走るのでいつも疲れてヘトヘトなんですが、ジュピターで疲れなかったのには、驚きました。

色々な条件が重なったのもありますが、実用車の造りの良さを、改めて関心しました。

ただ、登りはキツイですが。

200Km!?
それはすごいですね。

ジュピタもよろこんでくれたでしょう。

実用車で200kmを走ると鍛えられてきます。
ヘトヘトではなかったのは相性がいいからでしょう。

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