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2013年8月 9日 (金)

日米富士フェザー号 (第1回 紹介編)

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.

 

今回ご紹介する自転車とレストアは、実に感動的です。
(写真をクリックして拡大して下さい。)
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この日米富士フェザー号は、
東京都調布市にお住まいのYさんという御婦人が、昭和33年(1958年)に結婚した際に御主人から贈られた自転車だそうです。
その御主人が亡くなり、思い出の自転車を蘇らせたいという依頼を受けた自転車屋さんからの寄稿です。

 

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(写真は自転車文化センターからです。)

 

昭和33年頃は、自転車は非常に貴重なもので花嫁道具の一つでした。
上記の写真は手前が花嫁道具で後ろに花嫁さんがいます。

 

今回の自転車は細かいところが多くて、一つの投稿に収まりきれませんので、分けることにしました。
今回、レストア前と後、そして全体的に見てみたいと思います。
次回は細かい点に入り込みます。 

 

まず、レストア前の状態ですが、この記事のトップの写真と見比べると、同じ自転車と思えないほど見事に蘇っています。
実に素晴らしい。
当時のものは、 現代と作りが違います」。
塗装はオリジナル、パーツも大多数がオリジナル。
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このエメラルド色と白アクセント(ヘッド・チェーンケース反射板)がいい色合いです。
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瞼付きランプや 回転式ベルセルロイド製握り付き高級ハンドル
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塗装が実に上手く蘇りました。
現代の使い捨てと違って、必要以上に作られていたからこそ、蘇ります。
当時のエナメル3層エナメル塗装 が実に素晴らしいです。. 
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次回の日本語投稿は、半世紀以上前に作られた珍しいモデルの詳細を紹介します。.

 

 

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コメント

 大変興味深く拝見させていただきました。ありがとうございます。
 自転車大好き人間です。
 縁あって昭和11年とある「冨士クラブ」という冊子を入手しました。
 昭和レトロ自転車なんですがこのころの資料を見させていただけるところをご存じでしょうか。
 冊子の表紙は外国人のペアーが室内バンクと思われるがタンデムに載っています。
 80年以上前のもの少し調べたくなりました。
 ご存じでしたら教授いただけましたら幸いです。
 よろしくお願いします。。

昭和自転車ブログの者です。
初めまして。
在日アメリカ人でつたない日本語になりますが、よろしくお願いします。

「冨士クラブ」という冊子を入手してその冊子及び自転車の情報を探しているということですね。
日米冨士自転車も中山太陽堂(クラブ号製造社)もありましたが、「冨士クラブ」というモデルは見当たりません。もしよければ、その冊子をスキャンか写真を撮って送っていただければ限られた人脈や資料で調べてみます。

昭和自転車ラボ
鎌倉市神奈川県

こんにちは。先ほどタカハシタダオ先輩から電話を頂戴いたしまして、こちらのブログを教えていただきました。大変に造詣の深い昭和の自転車の実践研究で素晴らしいです。私も自転車大好きな人間で、2022年2月から鎌倉に住み始めました。またどこかで繋がることがあるかもしれませんよろしくお願いいたします。

カマカリコウタ様へ

どうも初めまして。
タカハシタダオ先生に大変お世話になっております。

同じ鎌倉市ですか。
それはそれは。
きっとどこかで繋がるでしょう。
よろしければ、メールをください。
showajitensha@hotmail.co.jp

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