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2013年10月 5日 (土)

日米富士フェザー (第3回 中部編)

I'll be back with another English post soon, until then stay trued and happy wheels..

 

日米富士フェザー号 第1回 紹介編」 で、この自転車はとても珍しい高級婦人用 自転車なので、詳細は1回の投稿だけで収まり切れないと述べました。
詳細があまり多いため、「前部、中部、後部」に分けて投稿することにしました。

 

前回の「日米富士フェザー号 第2回 前部編」で前部を取り上げましたが、今回は中部を見てみたいと思います。

 

中部で最も目立つのは、透明なセルロイドチェーンケース。
当時、セルロイドチェーンケース
は3種類あったようです。

 

(1)全体式
(2)半分式 (今回の日米富士フェザーに当てはまる。)
(3)目玉式

Img_20130609_182014219

 

現代は見かけない美的なデザイン。.
Img_20130707_105300884

 

前部編でも述べましたが、当時の自転車に部品一個々に社名・社ロゴが付いていることは珍しくありません。
日米富士の特徴は山形社ロゴ のデザインを部品に作り込んでいます。
例えば、下記のチェーンホイールに注目。
日米富士社ロゴの山形3個になっています。
これは前部と中部に限ってはありません。
後部にも社ロゴが作りこまれた部品もあります。
次回お楽しみに。

 

透明のセルロイドチェーンケースには真鍮製の日米富士社ロゴがあります。
コッターピンカバーの刻印に注目。.
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赤い字でおしゃれに書かれているFuji Feather.Img_20130826_20102291

チェーンのリンク一個々に「Fuji」刻印。
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ヘッドラグにもダウンチューブ2本にも色鮮やかな転写。. 
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シートチューブにも色鮮やかな転写。.
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シートチューブの下部に保証バッジが付いています。
元々 責任保証メダル
 が戦前から30年代前半ころまで流行でしたが、メーカーやモデルによってバッジもありました。.
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サスペンション付き革製サドル .

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純正の日米富士革製サドル
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クランクアームにも日米富士の刻印。.
クランクアームは8角形。
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ボトムブラケットをよく見ると、ロックリングと球椀に小さな小さな日米富士刻印が見えてきます。.
ここまで誇りを持って部品一個々に刻印するのは素晴らしい。
その前提条件はいい物である。.
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次回は後部を見てみます。.



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