鑑札・標識・籍証①
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
昭和20年代後半30年代前半「自転車」が非常に貴重で、現代の自動車と同じような地位だったことを、以前何度か取り上げました。
庶民の手が届く唯一の交通手段でしたが、当時2ヶ月分もの給料が掛かりました。
手が届かない人は時間単位で借りていました。
リヤカーが付いていた重運搬車・軽運搬車は、町の個人店のトラックの役割でした。
現代の高級車のように自転車には皆 風切が付いていました。
そして、あまり知られていないことですが、当時自転車は課税対象でした。
戦前にも自転車税がありましたが、戦後に復活し、昭和25年~33年まで自転車税(一台200円)がありました。これは市町村で管理されました。
登録地域によって鑑札(プレート)のデザインが異なりました。
今回は、ヘッドチューブに付けられた鑑札を見てみましょう。
「毀損シタル鑑札ハ無効トス」
外国人の私には毀損の「毀」が読めなくて調べるのに大変でした。
結局、訓読みが「コワス」、音読みは「キ」でした。
毀損→「キソン」
名誉棄損は本来は毀損の毀の字を書くようです。
このヘッドチューブに付けられた鑑札は一つ。
次回は、他のデザインを見てみましょう。
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