鑑札・標識・籍証③
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
この連載でへッドチューブ用の「鑑札・標識・籍証①」とリア泥除け用の「鑑札・標識・籍証②」を見てきました。
今回はハンドルに付けられた鑑札を見てみましょう。
このデザインはかなり珍しく、防犯も含まれています。
「11506」の数字に注目して下さい。
数字の中央部分にプレートのようなものが見えtます。
これをスライドすると取り外せるようになっています。
昭和20年代後半~30年代前半は、「自転車」が非常に貴重で、現代の自動車と同じような地位だったことを以前何度か取り上げました。
庶民の手が届く唯一の交通手段でしたが、当時2ヶ月分もの給料が掛かりました。
手が届かない人は時間単位で借りていました。
貴重で盗まれやすいので、防犯が必要でした。
所有者が自転車を離れるとき、鍵を掛けてプレートを外して持って行きます。
自転車を離れている間に、万一自転車が盗まれたら、 赤くなっていることで盗まれたことがわかります。
アイデアは悪くはないですが、離れている間にプレートをなくしてしまったら、犯人と間違えられてしまうかもしれません。
注目: 昭和31年制定 (1956) 。
戦前にも自転車税がありましたが、戦後に復活し、昭和25年~33年まで自転車税(一台200円)がありました。
これは市町村で管理されました。
次回は、
「鑑札・標識・籍証」連載で非常に珍しい鑑札を見てみたいと思います。
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