タイヤ・トレッド
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
昭和20年代後半~30年代前半の国産自転車製造会社は、
各部品と言っていい程、社名及び商標 を付けていました。
フレームから泥除けの小さな六角頭ネジにまで、部品一個一個に社名及び商標の刻印が付いています。
面白いことに、消耗するタイヤにまで、つまりトレッドに社名か商標が形成されていました。
これは現代では見かけません。
(タイヤトレッドに「THE MARUKA TYRE」に注目)
昭和33年のカタログからの写真です。
.タイヤトレッドに 英語と日本語で、
「THE BULL DOG TYRE ブルドックタイヤー」 と社ロゴのブルドッグの顔も付いています。
いくつかの実例を見てみましょう。
1. 中西自転車
トレッドは小さい文字で「NAKANISHI」になっています。
2. ゼブラ タイヤ
良く見るとトレッドにゼブラ(Zebra)のイニシャル「Z」が形成されています。
トレッドだけ黒、サイドウオールが白。
昔の高級自動車と同じですね。
下の写真は純正のゼブラタイヤで色は渋い赤茶色。
サイドウオールにゼブラ商標もあります。
面白いことに、昔は保険証もセブラ・マークの形です。
3. ダンロップタイヤ
トレッドは "THE DUNLOP TYRE" となっています。
縦にすると分かりやすくなります。
「ダンロップ」タイヤの創業者であるジョン・ボイド・ダンロップ氏(1841-1921)です。
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