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2016年2月20日 (土)

タイヤ・トレッド

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.

 

昭和20年代後半~30年代前半の国産自転車製造会社は、
各部品と言っていい程、社名及び商標 を付けていました。

フレームから泥除けの小さな六角頭ネジにまで、部品一個一個に社名及び商標の刻印が付いています。

面白いことに、消耗するタイヤにまで、つまりトレッドに社名か商標が形成されていました。   
これは現代では見かけません。 
(タイヤトレッドに「THE MARUKA TYRE」に注目)
Img_9300_3

 

昭和33年のカタログからの写真です。
.タイヤトレッドに 英語と日本語で、
「THE BULL DOG TYRE ブルドックタイヤー」 と社ロゴのブルドッグの顔も付いています。
P1080539

 

いくつかの実例を見てみましょう。

 

1. 中西自転車
トレッドは小さい文字で「NAKANISHI」になっています。
Img_0401


2. ゼブラ タイヤ
良く見るとトレッドにゼブラ(Zebra)のイニシャル「」が形成されています。
トレッドだけ黒、サイドウオールが白。
昔の高級自動車と同じですね
Img_0394_2

下の写真は純正のゼブラタイヤで色は渋い赤茶色。
サイドウオールにゼブラ商標もあります。
面白いことに、昔は保険証もセブラ・マークの形です。Img_0396

3. ダンロップタイヤ
トレッドは "THE DUNLOP TYRE" となっています。
Img_0397

 

もう一つのダンロップ自転車タイヤです。.
Img_0404

 

トレッドは何の模様か分かりますか。Img_0405

 

縦にすると分かりやすくなります。
「ダンロップ」タイヤの創業者であるジョン・ボイド・ダンロップ氏(1841-1921)です。
  Img_0536_2John_boyd_dunlop_418px_2Img_0535

 

ダンロップ氏はサイドウオールにも。.Img_0399


Img_0398

 

 

 

現代の作りと違う【前半】

 

現代の作りと違う【後半】 

 

 

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