山の日と日米富士 第1回
I’ll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
今年(平成28年)から8月11日が「山の日」という新しい国民の祝日になりました。
「山の日」と昭和自転車はどういう関連?と思っているでしょう。
国内で最も有名かつ日本の象徴であるのは富士山です。
富士山はあの有名な「日米富士自転車」の商標で、様々の部品に山形商標を作り込みました。
以前、日米富士フェザーの連載(1、2、3、4 )でいくつかの実例を取り上げました。
初めての山の日を記念するために、日米富士の最も山形が作り込まれた部品の風切を見てみましょう。
風切は大きく分けるとフィギュア式 と 板かプレート式の2種類があって、日米富士の風切はこの両方でできていると言っても過言ではないでしょう。
実に古くて手描きのようで傑作です。
注:日米冨士、つまり富士の「富」は「ウ」冠のではなく「ワ」冠で古さを物語っています。
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鋳物で製造されたオールメッキメッキ版、とても珍品です。
雲も付いているのがすごいですね。
厚さ3mm頂点の雪も雲もローマ字も浮き上がっています。
重くて品が良くて高級モデルに付いていたのでしょう。
最も多かった例です。
富士はローマ字です。
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モデル名も載っていた場合もありました。
こちらは日米富士のトップモデル覇王号の風切です。
全て漢字でローマ字は1文字もありません。
もっと若い鬼号の風切です。
漢字は一文字もないのが少し寂しい。
日米富士の風切は圧倒的に山形が多いですが、そればかりではなかったようです。
若い覇王号の風切です。
次回、また日米富士の山形商標が作り込まれた珍しい部品を取り上げます。
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