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2017年11月12日 (日)

作業部屋(6)

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels!

 

作業部屋の記事で述べたように、
転居後の片付けや整理をほぼ終えて、やっと作業部屋に手を付けられる状況になりました。
今まで作業部屋(1)では、
作業部屋の心臓になる、古い自転車屋さんの古時計を直し、
作業部屋(2)では、作業部屋の胴体となる作業台を作り、
作業部屋(3)は、使用時に一時的に体の一部となる、まるで「四肢」の工具でした。
作業部屋(4)と(5)では、それぞれ「右手」となる立万力と「左手」となるフレーム万力を与えました。
今回は脚一本を。

 

こちらは脚です。
簡素で実用的な前車輪を地面から持ち上げるメンテスタンド。
前ロッドブレーキ調整やスポーク張り具合調整やパンク修理やタイヤ交換やコーン(玉押し)調整などの前車輪周りのメンテに実に最適な道具。
この簡素で巧みな仕掛けの前輪メンテスタンドを見てみましょう。

 

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径約1cmの鉄棒3本(フレーム受けと本体とハンドル)とフレーム受けと本体の繋ぎ目。
四か所でスポット溶接実、実に簡素なデザイン、ネジもナットも不要。
フレーム受け部にキズ防止の短いゴムチューブ2本も付いています。
Img_0039

 

フレーム受け部。
受け部にゴムチューブ2本がスタンドをフレームに取り付ける時にキズを防ぐ役割。
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受け部がダウンチューブの下部とヘッドチューブの裏に嵌まる。
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ハンドル付きで片手でスタンドをフレームに嵌めやすい。Img_0031Img_0011_2Img_0025

 

スタンドの下部が広くて安定性を提供する。.
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片手でスタンドをフレームとフォークの間に差し込んで、受け部をダウンチューブの下部とヘッドチューブの裏に嵌める。

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自転車を上に持ち上げながらスタンドを前にスライドして前車輪が地面から浮きあがります。
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スタンドの広い下部と自転車の重さがリアスタンドに配分されることによって自転車が安定し前車輪のメンテ環境がいい。
Img_0027

 

スタンドの角度を変えることによって前車輪の高さ調整も出来ます。
急な角度で車輪が高くなります。
Img_0019_2

狭隅角度で車輪が地面から僅かに上がります。
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このような前車輪メンテスタンドが便利でシンプルな素材や作り、使いやすくて一生使えます。
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コメント

持ち手の部分が大塚製?に似ていますが偶然?
先日情報頂きました畑屋のカタログは配布終了とのこと残念でした(涙) 大塚製の振れ取り台入手しました技術が伴いませんが飾りとしても何とも味がありますね 

こちらこそ、先日素晴らしいコレクションの写真を拝見させていただき、ありがとうございました。
お陰様で先生も来られてなにより。

言われてみれば持ち手の部分が大塚製の商標に良く似ています。見逃しました。再確認したが、残念ながら刻印はありませんでした。しかし、怪しいほどよく似ています。どうも手作りのようです。

カタログは残念でした。「昭和自転車ラボ」の立ち上げが大幅に遅れていますが、立ち上がったら少しずつ工具も紹介する予定もありますのでご安心ください。大塚製の振れ取り台がいいですよね。使い込んで味があり眺めても楽しいですよね。

引越してきて間もなく8ヶ月になりますが、工具やパーツ開梱がまだ終わっていません。「昭和自転車ラボ」が立ち上がったらこちらの大塚製の振れ取り器も取り上げます。

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