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2018年1月 7日 (日)

作業部屋(7)

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels!

 

作業部屋の記事で述べたように、
転居後の片付けや整理をほぼ終えて、やっと作業部屋に手を付けられる状況になりました。
今まで作業部屋(1)では、
作業部屋の心臓になる古い自転車屋さんの古時計を直し、
作業部屋(2)では、作業部屋の胴体となる作業台を作り、
作業部屋(3)は、使用時に一時的に体の一部となる「四肢」の工具でした。
作業部屋(4)と(5)では、それぞれ「右手」となる立万力と「左手」となるフレーム万力を与えました。

前回作業部屋(6) では脚一本となる簡素で実用的な前車輪を地面から持ち上げるメンテスタンドでした。
今回、作業部屋に脚をもう一本与えます。

 

こちらは2本目の脚となる、メンテナンス兼組立スタンドです。
前回の一本目の脚、軽量でシンプルなメンテナンススタンドと非常に対象的でしょう。
こちらは20kgもあります。
Img_3242_2

 

純正な畑屋メンテナンス兼組立スタンドです。
同一な物は昭和23年の畑屋カタログに載っています。

当時は自転車組立て及び検査が工場ではなく、販売店で行われていました。Img_3239_2

 

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自転車を逆さまにしてハンドルをハンドル受け2本にセットし、サドルをサドル受けに載せると自転車の重量でクランプ が作動し、ハンドルが固定されます。
もう少し詳しく見て見ましょう。
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ハンドル受けの2個。
赤い部分がクランプ。
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自転車を組立スタンドにセットしたまま。
サドルをサドル受けに載せると自転車の重量で赤いクランプ が作動し、ハンドルを固定します。
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クランプの止め装置。
サドル受けがトリガーで自転車の重量にて解除しクランプが作動します。
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ハンドルがクランプされた状態。
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古い工具は実に面白い。
この組立スタンドは作業台の上ではなく、下記の写真のように床の上で使用されていました。
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コメント

古い工具は本当に素晴らしいですね!
畑屋も創業百年だそうで途中コードリールに移行したものの会社を存続させるのは並大抵では無いですね
また現在でも自転車工具を製作しているHOZANもアッパレですよね 個人的には東京大塚製の工具が好きなのですが資料、情報等が一切わからず畑屋の次は大塚工具も特集して下さい 昨日、大塚製耳切りに続きスパナを入手しました 表面には大塚製、裏面には水谷自転車のダブルネームです!

畑屋は凄いですね。
種類が非常に少ないですが、今でも自転車工具を作っています。
HOZANも半世紀以上でスゴイですね。
昔のHOZAN製の工具は「宝山」という漢字で刻印されていました。
大塚は不思議ですよね。
資料が見つかりません。
あの「カギ」のロゴがいいですよね。
当時、遊び心もいい。
http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-eb96.html

大塚製のスパナ表面には大塚製、裏面には水谷自転車のダブルネームが珍しいですね。
師匠に見せたら大喜び!

古き良き昭和自転車に脱帽子!!!

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