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2018年6月25日 (月)

風切り (マスコット)

(I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.

前回の記事で
作業部屋に命を吹き込んで、「昭和自転車ラボ」と名付けるまでの過程
と作成中のいくつかの展示コーナーを不定期的に取り上げると延べました。
今回は、昭和自転車の大きな特徴である、優れた遊び心の一つを見てみたいと思っています。
それは、風切(マスコット)というものです
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風切は100年ほど前から日本にあります。
もともと前泥除け先端の車種やメーカー名の小さな看板でした。Img_0431Img_0429

昭和12年(1937年)に山口自転車会社でロケット型マスコットが取り付けられたと言われています。
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他社が真似、「スピード」という印象を与えるモチーフとして、「風切(マスコット)」が自転車業界に広がりました。
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ロケットより速いのは何でしょう?
それは翼付きのロケット!
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スピードや力を表す物、動物、会社の商標など。

スタリオン

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飛び跳ねるウサギ。
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鳩、それとも伝書鳩
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マジェスティックな富士山
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芸術作品といっても過言ではない風切もあった。Img_0421_2

風切(マスコット)の全盛期は1950年代でした。
庶民の手頃な価格での唯一の交通手段。
前カゴの流行化や費用削減や高度経済成長の中、自転車社会から自動車社会に変わり風切(マスコット)が徐々に小さくなり最終的に廃止されてしまいました。
と言っても、1980年代までは限られた自転車に使われていました。

1960年代のアメリカで育った私は、
車のボンネットに誇らしげに大きな フードオーナメント が付いている50年代の車をよく見かけましたが、60年代のモデルには小さいか全く付いていないのが疑問でした。

現代は自転車の風切(マスコット)は存在しません。
自動車のフードオーナメントは安全面、または盗難防止のため限られた高級車にしか付いていません。
最高級車のロールス・ロイスのボンネットに付いている「スピリット・オヴ・エクスタシー」は盗難防止のため、触られたら自動的に車内に引き込ませるように出来ている。

時代の流れで自転車の風切(マスコット)は消滅したかもしれませんが、その存在が忘れ去れないように頑張って行きたいと思います。Img_0400

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コメント

今回のテーマ「風切」はレストアしていく上で大部分を占める割合が大きと思います半世紀以上前の車体を発掘した時などほぼ風切が欠品していたり欠損していたりで同品を探すのに大変苦労するケースもまれではないと思います 先日、昭和31年製のナショナル自転車を入手しました 奇跡的に大きく立派な風切が残っていましたが尖った一部分の先端が欠損しており非常に残念でしたが、とある知人に相談したところパテ修正で再生出来そうとの返事をもらいひと安心した次第であります また所有のヒドリ自転車にも立派な風切がついておりますがリチャードさんも知る横浜のK氏は画像掲載のヒドリ自転車風切をレプリカ製作をした強者です こちらは販売もしているのでどなたかお探しの方はご一報いただけたら(告知してスミマセン) 自分もヒドリ?はよく知りませんでしたが検索するとヒドリカモとでますね!

確かに、おっしゃる通り、やっと昭和自転車を見つけても風切が欠品か欠損している場合が圧倒的に多いです。今回のNationalは例外ですね。しかし、年式31年というのが一番いいころですよね。

なお、風切を修正で再生できることや製作までできることは実にいい話です。
心強い。
依頼がありましたらご連絡させて頂きます。
またはここで宣伝することも可能なので、その場合情報を送っていただければ投稿します。

有意義な情報をありがとうございました。

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