謎の自転車
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
この自転車は、昭和20年代後半~30年代前半の国産自転車の特徴ばかりですが、ひょっとしたら中国で製造されたものかもしれません。
所有者は、ビンテージ自転車愛好家であるオーストラリア人のV-さん。
現在、この自転車を丁寧にレストアしている最中です。
現在、この自転車を丁寧にレストアしている最中です。
V-さんの話によると、
ある老人が昔中国で購入し1960年代にオーストラリアのブリスベンに移住した時一緒に持って来たそうです。
元々は黒色で、フレームは20インチ、車輪・、タイヤは26インチとのこと。
ある老人が昔中国で購入し1960年代にオーストラリアのブリスベンに移住した時一緒に持って来たそうです。
元々は黒色で、フレームは20インチ、車輪・、タイヤは26インチとのこと。
もう少し見て見ましょう。
ハンドルの右側のみロッドブレーキレバーが付いていて、
後車輪はコースターブレーキになっています。
後車輪はコースターブレーキになっています。
非常に長いヘッドチューブは昭和30年代前半までよくありました。
泥除けに国産自転車によくあった風切(マスコット)の跡(取り付穴)がないようです。
ランプは純正なNational(松下電器)ブランド です。
三洋電機(Sanyo Electric Co., Ltd)が昭和27年以降、松下電器にランプを製造していました。
三洋電機(Sanyo Electric Co., Ltd)が昭和27年以降、松下電器にランプを製造していました。
ランプブラケットにも刻印がありますが、純正な日米富士ランプブラケットの刻印と違って三ツ星が付いています。
ヘッドチューブにバッヂが上下2個あります。
一見日米富士のヘッドバッヂにそっくりに見えますが、よく見たら.逆さまの蝶になっています。
実は、自転車のモデル名は飛蝶=HICHOなので、思わず「なるほど」と呟いてしまいました。
実は、自転車のモデル名は飛蝶=HICHOなので、思わず「なるほど」と呟いてしまいました。
下のバッヂは七宝焼製で、昭和30年代前半の自転車特徴と一致しますが、各角に星が付いているのは例外です。
「飛蝶号自転車」と書いてあります。
「自転車」は中国語で「自行車」と書きます。
「飛蝶号自転車」と書いてあります。
「自転車」は中国語で「自行車」と書きます。
中国製だとしたらどうして日本語での「自転車」と書くのでしょうか。
シートチューブにはバッヂが1個あります。
逆読みで上の一行は「特製」、間中行「1953 No. ????、下の行は「軽快耐用」と推測します。
サドルはハンモックサドル年代と一致します。
下部の方は「KUO SANG CASE」で国産の製造社ではありません。
スタンドはチェンネル式で「FUJI」という刻印が見受けられます。
謎の自転車です。
中国で日本製の真似をしたものでしょうか。
情報などありましたらご連絡ください。
showajitensha@hotmail.co.jp
showajitensha@hotmail.co.jp
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コメント
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正しく謎の自転車ですねぇ- 中国と言えばミッキーやドラえもんも上手く?パクられているのでこの手の自転車も当時は沢山あってもおかしくないかもですね! なんせパチモン王国ですから(笑)
堂々と「日本の富士自轉車です」と販売していたんじゃないでしょうか? トータルみたら落ち度はないように感じますが・・・・。 あとタイトルには関係無いですが以前聞いた話で中国では紳士乗りは貧乏人が乗る自転車で婦人乗りはお金持ちが乗る自転車だそうで信憑性のない話ですね 日本では希少な車体でも何故か婦人乗りの人気はイマイチですよね 日本と真逆なのも面白いですよね
昨日、狛江の先生のところに暑中お見舞いに行きました 数日前にリチャードさん見えたそうで要人も来られたと嬉しそうに話をして頂きました またしてもニアミスか?(笑)
投稿: マルカミ商會 | 2018年7月25日 (水) 17時41分
謎の自転車は例えば中国製であるとしたらよく見様見真似できて褒めるしかありませんね。
先日、謎の自転車の所有者を狛江に連れて行きました。写真を見ながら話し合ってとても楽しかったです。先生は自転車愛好家と話し合う時が一番嬉しそうですね。
近いうちにそこで待ち合わせる手もありますね!
投稿: マルカミ商會様へ | 2018年7月26日 (木) 06時35分