スタンド類
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
海外の若い昭和自転車愛好家・ジョージさんから次のような内容のメールが届きました。
「昭和20年代後半~30年代前半と思われる山口自転車を手に入れたが、スタンドが欠品している。
リチャードさんの過去のブログを検索してみたがスタンド類及びスタンドの違いについて情報が見つからない。」とのこと。
言われた通り、確かにまだスタンド類とその違いという記事は投稿していません。
今回はそのテーマを取り上げます。
一般的には、普通の一本式スタンドを除けば、基本的にスタンドは次の3種類があります。
(左→右)
1. チャネル式のスタンド
2. 箱式のスタンド
3. キラクスタンド
1.チャネル式のスタンド
紳士用や婦人用及び実用車に最も一般的なスタンドです。
バネが装備されて蹴り上げられて降ろしたら立てる状態でロックできます。
主に2種類でチェーンステー取付用とシートステー取付ステー用があります。
チェーンステー取付用チャネル式のスタンド
シートステー取付用チャネル式のスタンド
上の写真の自転車の荷台が小さくてタイヤも細いです。
下記の「2.箱式のスタンド」が付いている自転車写真や「3.キラクスタンド」が付いている自転車写真と見比べれば一目瞭然です。
2. 箱式のスタンド
この箱スタンドはチャネル式スタンドよりも丈夫で頑丈で実用車にも使われてたこともありますが、一般的に軽運搬車に取り付けられていました。
主にシートステーに取付けられていました。
スタンドの三種類(チャネル式、箱式、キラク)の中で最も珍しいです。
3. キラクスタンド
最も丈夫で頑丈なスタンドで軽運搬車にも使われていましたが、主に重運搬車用でした。
チャネル式や箱式スタンドと違ってキラクスタンドにローラー装備されたお陰で重い荷物積載してもスタンドを上げ下げできます。
主にチェーンステーに取付けられていました。
太いタイヤ(2.5吋か3吋)と大きな荷物を運搬するための大型荷台に注目。
運搬車は鉄のロバで積載された状態でスタンドの上げ下げを可能にしたのがローラー付きのキラクスタンドです。
今回の記事がジョージさんの参考になれば幸いです。(英文同記事は前回UP済)
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