ゴールド三馬自転車 「ジャンクそれともお宝 第6回」
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
ゴールド三馬自転車連載の「ジャンクそれともお宝 第5回」で予告したように、
詳細 を2回に分けて見ています。
これが詳細の後半となります。
「ジャンクそれともお宝 第5回」 にて自転車前半シートチューブまで見ました。
今回は、チェーンケースから少しずつ後ろへ。
チェーンケースが上下に分かれる、ツーピーススプリットケース。
Hさんは、オリジナルパーツを再利用できるように全力を尽くして甦らせています。
チェ―ンケースがその努力を表しています。
チェーンケースの元の状態をよく見て下さい。
私でしたら交換せざるを得ないと思い込みますが、Hさんは違います!
言葉は不要!!
ビフォア・アフター写真が全てを物語ります!!
ゴムブロックが結構擦り減っていてよく乗られた証です。
ゴムブロックは劣化して交換せざるを得なかったようですが、
同年代のゴムブロックを入手して使用しています。
コッターピン・カバーのビフォアー・アフターにも注目。
チェーンケースのみならず、オリジナル小物や金具類も元の栄光に甦らせました。
ボットムブラケット(ハンガー)の転写が消え去ってしまいました。
「ジャンクそれともお宝 第5回」 で述べたように転写が長年の風雨に晒されてほぼ消えていました。
調べに調べた結果、写真を見つけて塗装で再現されています。
転写マークを再現して貼る手もありましたが、すべてHさんの手塗装です!
三馬商標付きの反射板。
非常に見づらいですが、反射板を固定している小さなボルトに注目。
ボルトヘッド にも商標が刻印されています。
(前泥除けステーバッヂを固定している小さなボルトと同じ)
この特級ゴールド三馬號の詳細が、戦後の国産自転車黄金時代の昭和20年後半~30年前半 での最高級モデルだと裏付けています。
そして今、
Hさんマジックによって、一見ジャンクにしか見えない自転車を「宝」に甦らせたことに、全ての人が賞賛するでしょう!!
Hさんに脱帽!!!
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