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2020年3月29日 (日)

ゴールド三馬自転車 「第7回」

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.

ここまで復元できたのは実に細かい作業です。
一体どうやってHさんはこんなに複製できたのだろう? 
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この「コールド三馬自転車」の連載で優れた修復を目の当たりにしました。
ゴールド三馬自転車「ジャンクそれともお宝 第1回」
ゴールド三馬自転車「ジャンクそれともお宝 第2回」
ゴールド三馬自転車「ジャンクそれともお宝 第3回」
ゴールド三馬自転車「ジャンクそれともお宝 第4回」
ゴールド三馬自転車「ジャンクそれともお宝 第5回」
ゴールド三馬自転車「ジャンクそれともお宝 第6回」

注目すべき点は数多くありますが、その中で上位になるのは妥協せずいかにオリジナル姿を忠実に再現すること。
特に素晴らしいのがマーク(転写)類です。

一回目の山口自轉車マルワイ號では、シルクスクリーンの版の作成のみを外注して、これを用いて転写(デカール)に印刷したとのこと。
今回は全てご自身での塗装。
塗装?一体どうやって?と聞きたくなりますよね。
Hさんは、どのようにしてマーキングを再現したのか見てみましょう。

Hさんによると、最も難しいのは情報収集して参考になる資料を手に入れることです。
65年以上前に製造された自転車の写真を見つけることは困難ですが、マークまで参考になる資料を見つけることはほとんど不可能です。
しかし、Hさんの情熱は半端ではありません。
様々な昭和自転車コレクターに連絡したり、資料が豊富な自転車文化センターへ調べに行ったりして、複製できるための正確な参考資料を見つけました。

参考資料からフォトショップを使ってベジェ曲線でオリジナルに忠実な版を作ります。
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カッティングマシンでマスキングシートを作ります。
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まず色部分用のシートを貼ります。
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各色を入れます。
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金色用のシートを貼り、金色を塗ります。
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研磨して、ウレタンクリアを塗ります。
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上記の方法で全てのマークを再現することができました。
実に凄すぎます!!
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