« Sprung Leather Bicycle Saddles (Part 9) | トップページ | Sprung Leather Bicycle Saddles (Part 10) »

2021年1月 2日 (土)

サス付き革製サドル(第九回)

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.

今まで「サス付き革製サドル第一回」「第二回」「第三回」「第四回」,「第五回」「第六回」記事で、
昭和20年代後半~30年代前半の革製サドル6種類800系750系 、900系500系600系1300系それぞれを見て来ました。

そして、前回と前々回の記事(第七回)と(第8回)で、サス付き革製サドルの手入れ用の専用手工具ハンモックサドル用の「皮張り器」「バネ開き器」を見て来ました。

今回は、「サドル(メガネ)レンチ」という手工具 を見てみましょう。

Img_0055a_20201219163101

サドルのレストアをする際、とリベットがすべて良好な状態であっても、サドル・ハードウェアの錆びを落とすか、最悪の場合は部品交換する必要があります。
サドル・ハードウエアの徹底的な錆落し方法は、サドルを分解し部品を1つずつ錆落とすしかありますん。
サドルを分解するとなると、「サドル(メガネ)レンチ」は不可欠な道具です。
Img_9958
錆は時間が経つにつれて広がる一方。
手が届かない箇所が多く分解するしかありません。
Img_9961
Img_9962

サドル(メガネ)レンチ
Img_9927b

サドルにバネを固定するナット類を緩めたり締めたりするための専用工具です。
Img_0054

一端は10㎜ナット用、もう一端は12mmナット用です。
Img_0019

薄くちょうどいい角度になっているため、狭いバネ・コイルの間に入ります。
Img_2509

Img_0047a
10mm端はバネ下部のナット用。
Img_2511

12mm端はバネ上部のナット用。
Img_0026

前述したように錆を徹底的に落とすため、分解して部品一個ずつに対応するしかありません。.
Img_9967
Img_9976
Img_9970

錆を落としたら、組み立てる時もサドル(メガネ)レンチの出番。
Img_9978
Img_0027_20201217172001

Img_0029

Img_2511
Img_2512

次回は、
革製サドルの手入れで使用する別の手工具を取り上げます。

« Sprung Leather Bicycle Saddles (Part 9) | トップページ | Sprung Leather Bicycle Saddles (Part 10) »

日本語の記事 (Postings in Japanese)」カテゴリの記事

工具関係 (Tool Related)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Sprung Leather Bicycle Saddles (Part 9) | トップページ | Sprung Leather Bicycle Saddles (Part 10) »