ビユーセージ
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
頻繁に使う物は歳月が経つにつれて味が出ることに気付いたことがありますか。
以前「物に魂が宿るか」で軽く触れました。
特に対象の物は、本物の材質で作られ体に接触する物です。
たとえば、衣服。
衣服は皮膚の一層のようで、着れば着るほど特定の場所で個性が出てきませんか。
愛着があるお気に入りの使い古されたブルージーンズ、革製野球グローブ、革製靴、革製自転車サドルなど。
歳月経過とともに繰り返し使用するこによる味(使い込まれ感)や美しさは、しばしば「Beusageビユーセージ」と呼ばれます。
手工具も手作業、例えばネジを回したり、ナットを固定させたり、ネジ山を切ったりすることは、一時的に体の一部になります。
手工具に手を加え作業するからこそ、一時的に身体の延長となるので使い込まれてくるとビユーセージが出ます。
この「ビユーセージ」は、勿体ない主義よりまるで「勿体ない教」。
モノを大事にして、直しに直して直し切れなくなるまで使用し、もう直し切れなくなったら捨てずにそのモノに尊重及び感謝を示すように別の目的を与えることによって再利用でモノが生まれ変わるのです。
昭和初期~中期は物がない時代で、端切れや廃材などを利用して物を自作していました。
こちらの自転車修理椅子は約70年前に廃材で作られたもの。
まだまだ現役!!
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