リヤカー鑑札
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
何年か前に、自転車鑑札を4回連載しました。(未読の場合、下記のリンク参照)
鑑札・標識・籍証①
鑑札・標識・籍証②
鑑札・標識・籍証③
鑑札・標識・籍証④
このブログで何回も言及していますが、昭和20年代後半30年代前半「自転車」は非常に貴重で、現代の自動車と同じような地位だったことを何回か取り上げました。
庶民の手が届く唯一の交通手段でしたが、当時2ヶ月分もの給料が掛かりました。
手が届かない人は時間単位で借りていました。
リヤカーが付いていた重運搬車・軽運搬車は、町の個人店のトラックの役割でした。
現代の高級車のように自転車には 風切が付いていました。
そして、あまり知られていないことですが、当時自転車は課税対象でした。
しかし、自転車のみならずリヤカーも登録して鑑札を付ける必要があり課税対象でした。
自転車にリヤカーを連結すると人力のトラックに変わります!!
Taake’s写真館
何年も掛かりましたが、昭和20年年代後半のリヤカー鑑札を手に入れました。
まず、自転車の鑑札よりリヤカーの鑑札の方が小さいです。
自転車税は地方税ででしたので、鑑札の形状や大きさは地方によって異なりました。
下の写真では、同じ地方(名古屋)の自転車用とリヤカー用鑑札を比較しています。
上は昭和28年リヤカー鑑札、下は昭和31年自転車鑑札。
左:自転車鑑札
右:リヤカー鑑札
リヤカー鑑札を詳しく見ましょう.
自転車鑑札と同じように、リヤカー鑑札はリベット(カシメ)で取り付けられていました。
「解破・無効」と刻印されています。
左上:リヤカー
右上:鑑札
左下:名古屋市
右下:昭和28年制定
鑑札は、日本が自動車社会になる前の 昭和20年代~昭和30年代前半にかけて自転車が地域の主役、主要な交通手段だったことを思い知らせます。
また、中小企業の場合、自転車に連結したリヤカーでトラックの役割を果たしました。
BCC
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