ヘッドランプ 第9回
I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.
【ヘッドランプ連載】
「ヘッドランプ第1回」(国産ヘッドランプの紹介)
「ヘッドランプ第2回」(さまざまな取り付け位置とランプ掛け)
「ヘッドランプ第3回」(昭和30年以前3つの特徴)
「ヘッドランプ第4回」(昭和30年以降の特徴)
「ヘッドランプ第5回」(補助球、速度計、走行距離計付きランプ)
「ヘッドランプ第6回」(照射光焦点調節)
「ヘッドランプ第7回」(電線の編み方)
「ヘッドランプ第8回」(ダイナモ式以外のヘッドランプ)
前回の記事でも触れましたが、今回は電池式ヘッドランプについて見ていきます。
この電池式ヘッドランプの興味深い特徴は、二重目的で設計されていることです。
それはヘッドランプと懐中電灯の両方です。
ランタン(手提げランプ)のように持ち運べるハンドルに注目。
英語のカタログでは、これらのヘッドランプは通常「ハンドランプ」と呼ばれます。
これらのハンドランプには、ハンドルバーのボルトに簡単に取り付けることができる取り付けブラケットが付属していました。
ハンドランプはヘッドセットの標準ランプ ブラケットに取り付けることもできます。
(ランプブラケットの詳細については、第2回 を参照してください。)
バッテリー収納部は2種類ありました。
1. 1.5V 乾電池2本入り用の収納部
メーカーはいくつかあり、その中にはナショナル(現在のパナソニック)、岡田、三洋電機、東芝(マツダ→自動車と無関係)などがありました。
ナショナルブランドの名を冠した最初の製品が昭和2年(1927年)に発売された「ナショナルランプ」であることは国内でよく知られています。
ケースは当初ベークライト素材で作られていましたが、後に金属製になったそうです。
裏面の乾電池入りカバーの商標刻印
大正9年(1920 年)に遡る松下電器・ナショナル(パナソニック)の「M矢の商標」に注目。
National(ナショナル)
Okada (岡田)
Sanyo (三洋)
松田(東芝)
次回の投稿では、ダイナモ (発電機) について見ていきます。
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