日本語の記事 (Postings in Japanese)

2021年10月10日 (日)

丸石風切(カンガルー)第4回

I'll be back with another English post soon until then stay trued and happy wheels.

前回の丸石風切(カンガルー)第3回では、
95年前の出版物にイギリスのコベントリーのPremier Cycle Co. Ltd., が1912年から日本に自転車を輸出していると記載していたことを書きました。
1920年に兵庫県の製造拠点として日英自轉車製造株式會社(The Anglo-Japanese Cycle Mfg., Co., Ltd. ➡省略名A.J.C.を設立しました。
A.J.C.は日本国内でPremierモデルの自転車を製造し、丸石商会(Maruishi Co.)が販売代理店を務めました。

これは、イギリスのコベントリーのPremier Cycle会社が使用していたカンガルーの商標です。
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(Photo property of ONLINE BICYCLE MUSEUM)

A.J.C(国内製造拠点)と丸石商会(Maruishi Co. 販売代理店)の両方がカンガルーを商標として使用していました。
しかし、なぜカンガルーの商標が何種類もあるのがは謎のままです。

丸石商会 (Maruishi Co.) カンガルー
ヘッドバッヂ
Premier-head-badge-japan-bicycle-guide
Premier-head-badge

保証メダル
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風切
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よく見ると綴りが間違っています➡ "Premier"がPrimierになっています。
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A.J.C. Kangaroo
ヘッドバッヂ①
Img_0571 

ヘッドバッヂ②
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保証メダル ➀
Premier-guarantee-medal

保証メダル ②
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同じA.J.C.でも丸石商会でも商標のカンガルーにはいくつかのバージョンがあります。
なぜかまだ謎のままです。
謎は多いのですが、残念ながら解く時間は少ないです。

2021年9月11日 (土)

丸石風切(カンガルー)第3回

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前回の丸石風切(カンガルー)第2回では、
丸石自転車の商標のカンガルーはイギリスの Premier Cycle Co, Ltd.,が起源と推測を述べました。

1884年、イギリスのコベントリーにHillman Herbert & Cooperという会社がやや小さ目のオーディナリ自転車を作って、カンガルーと名付けました。
1892年に同社は社名をPremier Cycle Co. Ltd.に変更しましたが、ロゴとしてカンガルーをそのまま使用。

そして、Premier Cycleのカンガルー商標付き保証メダル2個を見ました。
1個目は「A.J.C. Mfg. Co.」と2個目は「 Maruishi Co (丸石商会)」。
A.J.C. Mfg. Co.」とは一体何の省略?
丸石商会とどういう繋がり?。
答えは大正15年(1926年)の出版物にありました。
95年前!!

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A.J.C. というのは Anglo-Japanese Cycleの省略。
(The Anglo-Japanese Cycle Mfg, Co., Ltd. ➡日英自轉車製造株式會社)

Premier Cycleは明治45年(1912年)から自転車を日本に輸出していました。

大正9年(1920年)に 日英合同で製造するためにA.J.C. (日英自轉車製造株式會社 The Anglo-Japanese Cycle Mfg., Co., Ltd.)を創設しました。
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会社は兵庫県神戸市筒井町にありました。
工場敷地1300坪。
(写真を拡大して見て下さい。)
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商品の輸送に馬車を使用していることが時代を物語ります。
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従業員は約350人
年間製造台数は自動自転車(バイク)5千台、自転車は3万5千台。
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プリミヤ(Premier) 自転車 (大正15年、1926年)
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ということで、A.J.CはPremierモデルの自転車を製造し、丸石商会(丸石株式会社)は販売代理店を務めていました。
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この本のお陰で、丸石自転車の商標のカンガルーの起源は、
推測通り、1884年、イギリスのコベントリーにHillman Herbert & Cooperという会社がやや小さ目のオーディナリのカンガルーという名付けた自転車になります。

 

2021年8月14日 (土)

丸石風切(カンガルー)第2回

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前回の丸石風切(カンガルー)第1回では、丸石自転車の商標のカンガルーはイギリスの Premier Cycle Co, Ltd.,が起源と推測を述べました。
今後の投稿で推測が合っていることを裏付けていきます。

まず、Premier Cycle保証メダルを2つ見てみましょう。

1. Premier Cycle, manufactured by A.J.C. Mfg. Co.
    株式会社プリミヤ製作所製品
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2. Premier Cycle, Maruishi Co.
形状と素材を別にして似ていることは似ていますが、相違点もあります。
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カンガルーの姿勢に注目して下さい。
一枚目メダルのカンガルーは、ボクシングのように腕を前に向けて構えています。
Kangaroo-1

2枚目メダルのカンガルーは腕を横にして直立しています。
Kangaroo-2

そして、2枚目メダルには「コティノス」も付いています。
「コティノス」というのはギリシャ語で古代オリンピック大会の勝者に与えられたオリーブ花輪(花冠)。
現代オリンピックの金メダルと同じです。
Greak-olive-wreath

1884年、イギリスのコベントリーにHillman Herbert & Cooperという会社がやや小さ目のオーディナリ自転車を作って、カンガルーと名付けた。
1892年に同社は社名をPremier Cycle Co. Ltd.に変更しましたが、ロゴとしてカンガルーをそのまま使用。
丸石商会の沿革は1907年に遡って、カンガルーを商標としてプレミアモデルを製造していました。
したがって、両社が同様に立っているカンガルーを使用しているため、丸石商会の長い歴史上初期のある時点で、Premier Cycle Co. Ltd.と何らかの形で手を組んだ可能性が高いと推測されます。

次回は、
A.J.C. Mfg. Co.,がイギリスからPremier完成車を輸入から始め、その後国内で製造した証を取り上げます。

 

2021年7月17日 (土)

丸石風切(カンガルー)第1回

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前々回「マヤム風切」と前回「月キリンの風切」と同様に、今回も風切を見てみたいと思います。

丸石の風切です。
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丸石のシンボルはカンガルーです。
Maruishi-kangaroo
 
しかし、自転車とカンガルーにどのような関連があるのかピンときません。
調べに調べましたが、まだ具体的な理由に辿り着いていませんので、これはあくまで個人的な推測になります。

1884年、イギリスのコベントリーにHillman Herbert & Cooperという会社がやや小さ目のオーディナリ自転車を作って、カンガルーと名付けました。
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(写真提供 ONLINE BICYCLE MUSEUM)

1892年に同社は社名をPremier Cycle Co. Ltd.に変更しましたが、ロゴとしてカンガルーをそのまま使用。
丸石商会の沿革は1907年に遡って、カンガルーを商標としてプりミアモデルを製造していました。
したがって、両社が同様の立っているカンガルーを使用しているため、丸石商会の長い歴史で初期のある時点で、Premier Cycle Co. Ltd.と何らかの形で手を組んだ可能性が高いと推測されます。
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(写真提供 ONLINE BICYCLE MUSEUM)

Tさんが送って下さいました傑出した丸石自転車のプレミア自転車の写真をご覧ください。
昭和20年代後半~30年代前半国産自転車の典型であり、商標(カンガルー)の刻印だらけです。

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Tさん、写真を送って下さいましてありがとうございました。

Premier Cycle Co. Ltd.や丸石商会のカンガルーのルーツについて情報がありましたら、連絡してください。
showajitensha@hotmail.co.jp

2021年6月19日 (土)

月キリンの風切

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前回の記事で述べたように、風切のデザインはメーカーモデルによって異なりました。

かなり大きくてユニークで、やや不思議な風切を見てみましょう。
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「月キリン自転車」と書いてあります。

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上の写真では、左側に三日月があり、右側に鳳凰のように見える鳥があります。
なぜキリンではなく鳳凰?
キリンは、中国の神話上の生き物を指しているのでは。
キリンビールのラベルに表示されているものと同じです。
(ちなみに、そのラベルに「キ・リ・ン」の隠し文字があるのをご存知ですか。)

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昭和20年代後半~30年代前半の自転車を調べたら別の「月キリン」の自転車を見つけました。
その自転車の商標が実に「月キリン」そのものです。
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2021年5月23日 (日)

メヤム風切

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 昭和自転車には様々な特徴がありますが、その中で最も目立つのは風切と言っても過言ではないでしょう。
これらのエンブレムのデザインはメーカーやモデルによって異なり、その一つが日米富士の風切です。
このような素晴らしい特徴にご興味がある方は、ここへどうぞ


 最近手に入れたメヤム自転車の風切です。 
一見するだけですべてを語ります➡アエロダイナミックで、カッコよくて、速くて、高級感があります。 
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2021年4月25日 (日)

シートポスト

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サス付き革製サドル12部の連載では、様々なサドル、サスペンション手入れ用の専用手工具及び商標を見ました。
フォローとして、サドルに欠かせない部品なのによく見落とされがちな部品を取り上げます。
それは、シートポストのこと。  

以下の写真は、1950年代の典型的な実用車シートポストです。
シンプルな構造、2本のパイプを溶接でくっつけることで、サドルを上下左右に調整できます。
これが一般的な形で横から見れば皆同じように見えますが、観点を変えるとわずかな違いが分かります。
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左: リア端が開いている
中: リア端が閉まっている
右: リア端に商標付き 
 
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クロスアップ
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商標は水谷輪業. 【セラフ号
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上記のシンプルな構造を、下記の1950年代前半のブリヂストン自転車に付いている珍しいサドルポストと比較してください。
この構造は上記のものより部品点数が倍以上。
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ポストを貫通している長いボルトに注目。
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底が分割されていてハンドルに構造が似ています。
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ボルトを締め込むと、ポストの2つの部品(上下)がシートチューブ内でそれぞれ反対方向にスライドし、シートチューブを所定の位置に固定します。
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最後に、1970年代の実用車サドルポストを見てみましょう。
パイプ1本から出来ています。
パイプを曲げて強度を保つために曲がりの内側に溶接されているようです。
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よく見落とされがちのシートポストですが、古い自転車の年代を調べる手口になる場合もあります。
古い方は部品数が2つ以上で頑丈で、場合によって商標の刻印もあります。

2021年3月27日 (土)

サス付き革製サドル(第十二回)

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サス付き革製サドル連載の締めくくりとして、サドルを探している時に何を重点に置けば良いか取り上げます。

連載の前半、「サス付き革製サドル第一回」「第二回」「第三回」「第四回」,「第五回」,「第六回」の記事で、
昭和20年代後半~30年代前半の革製サドル6種類800系750系 、900系500系600系1300系それぞれを見て来ました。

私の限られた経験に基づくと、サス付き革製サドルの黄金時代は、自転車と同様、昭和20年代後半~30年代前半にピークに達しました。

1. 革表面の刻印
商標がサドルにいくつあるか確認します。
ロッドブレーキ自転車の黄金時代、メーカーは自社の商標を3ヶ所(両側面と上面)革に刻印しました。

(1) 左側面の刻印
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(2) 右側面の刻印
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(3) 上面の刻印
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2. リアプレート(バッヂ)
自転車の後ろにプレート(バッヂ)があるか確認します。    
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3.  Leather
人間と同じように、サドルの革は年をとるにつれてシワ(ひび)が現れ、弾力性を失い弛んできます。

(1) シワ(ひび)
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(2) Check for cracks around the rivets, especially in the nose.  This is true regardless of whether the saddle is used or NOS (New Old Stock).

リベットの周り、特にサドルノーズに亀裂がないか確認します。これは、サドルが中古か新古品か関係なく当てはまります。
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(3) 側面の弛みを確認します。サドルノーズの調整ボルトか別の技で張ります。
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(4) 擦り傷や色あせぐあいを確認します。
これは以前投稿した「革製サドルの磨き」で対応できます。

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4. JIS
JIS(日本工業規格)を確認します。
サドルのJISマークは昭和33年に標準になったので、サドルに表示がなければ昭和33年以前に製造されたかもしれません。

リアプレート(バッヂ)に表示されている場合もあります。 
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英字「JIS」が刻印された場合もあります。
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5. サドルフレーム
フレームに錆、損傷、曲がり、塗装やクロムの剥がれがないか確認します。

6. メーカー
昭和20年代後半~30年代前半のサドルには、主に自転車メーカーの商標またはロゴがありました。
実際のサドルメーカーは、裏側に表示される場合があります。

「K.K.K. 」というのは現在唯一の国産サドルメーカー・加島サドル作成所。
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「BELT」は藤田サドル工業株式会社。
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「サス付き革製サドル第一回」から始めたこの連載は今回で締めくくります。

私は実にオールドスクール(保守的)です。
なるべくシンプルで作りがよいモノを選び、マスマーケティングや流行に流されないように気を付けています。

シンプルで本物の材質で作られ、使い勝手が良く、ローメンテで長持ちするもの。
一生持つもの。
手入れをすれば、そのモノが恩返ししてくれるモノがいい。

サス付き革製サドルはその一つです。


革靴やブーツ、野球グローブなどの革製品は、使えば使うほど味が出るだけではなくピッタリ体にフィットしてきます。
革製サドルも手入れすれば、乗り心地が良く長年持ちます

2021年2月28日 (日)

サス付き革製サドル(第十一回)

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今まで「サス付き革製サドル第一回」「第二回」「第三回」「第四回」,「第五回」,「第六回」の記事で、
昭和20年代後半~30年代前半の革製サドル6種類800系750系 、900系500系600系1300系それぞれを見て来ました。

そして、前の四つの記事(第七回),(第八回)(第九回), (第10回)で、
サス付き革製サドルの手入れ用の専用手工具ハンモックサドル用の「皮張り器」「バネ開き器」「サドル(メガネ)レンチ」「サドルナット(移し替え)スッパナー」を見て来ました。


今回は、兼用工具を見てみましょう。

下図のように手工具の上半分は「ブレーキレバーナットスパナー」、下半分は「サドルワニナットスパナー」です。
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この手工具です。
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Hataya Tool Co.(畑屋)
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繰り返しになりますが、上半分はブレーキレバーナットに使用されます。
これについては、今後の投稿で取り上げます。
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そして、今回取り上げる下半分の「サドルワニナットスパナー」です。
もう少し見てみましょう。
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ワニ口のような受け部は、さまざまなナットサイズに対応するように設計されています。
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フラットで薄型プロファイルを備えているため、狭いサドルバネのコイルの間に入りやすいです。
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「サドル(メガネ)レンチ」 と比較すると、この「サドルワニナットスパナー」は1本で様々のサドルナット類に適合し、ナットのサイズを気にする必要はありません。
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コイルの間にワニ口の歯がナットの角に接触するまで挿入させるだけです。
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歯はサドルナットの角を食い込み、空回りを防ぎます。
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フラットで薄型プロファイルと、スパナーのサイズとナットのサイズを合わせる手間が省けて「サドルワニナットスパナー」は、サドルナットの緩めと締め付けを大幅に容易にします。
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サドルを分解したり再組み立てしたりする時、便利な手工具です。


 

2021年1月31日 (日)

サス付き革製サドル(第十回)

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今まで「サス付き革製サドル第一回」「第二回」「第三回」「第四回」,「第五回」,「第六回」の記事で、
昭和20年代後半~30年代前半の革製サドル6種類800系750系 、900系500系600系1300系それぞれを見て来ました。

そして、前の三つの記事(第七回),(第八回)(第九回) で、
サス付き革製サドルの手入れ用の専用手工具ハンモックサドル用の「皮張り器」「バネ開き器」「サドル(メガネ)レンチ」を見て来ました。

今回は、「サドルナット(移し替え)スッパナー」という手工具 を見てみましょう。(左の工具) 

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「サドルナット(移し替え)スッパナー」
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サドルを組み立てる時に、バネをサドルに固定するナットを移動して締めるために使用される工具です。
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全体が薄くて、ちょうどいい角度になっているため、狭いバネ・コイルの間に入ります。
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一端はナットを一時的に保持できるようにネジ山が切ってあります。
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もう一端はナットを締め付ける用です。
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(12mmナット用)
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ナットを一端に取り付けて、バネ固定用のボルトに移し替えるまでの落下防止。
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ちょうどいい角度になっているため、狭いバネ・コイルの間に入りやすくてナットを工具からボルトに移し替えができます。
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移し替えたらもう一端を使用してナットを締めます。
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「サドルナット(移し替え)スッパナー」は、サドルを組み立てる時に便利な工具です。
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次回は、
革製サドルの手入れで使用する別の手工具を取り上げます。

より以前の記事一覧